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T教授の「戦略的衝動買い」 ― 第49回

携帯メモ帳のよき「相棒」 ペリカン・ミニ万年筆

2009年04月20日 12時00分更新

文● T教授

小さくても「存在感」は本物

 スーベレーンM300で何より素晴らしいのは、最高級の「M1000」シリーズに至るペリカンの伝統的万年筆と同等の品質やバランス、書き味、エレガントさを備えていることだった。

クリップ
金張りのクリップも紛れもないペリカンのスーベレーンシリーズだ

 ペリカンのスーベレーンシリーズの競合にあたるモンブランの「マイスターシュテック」シリーズにもミニサイズの万年筆は存在するが、残念ながら軸径が大きく、小さな手帳カバーのペンホルダーには不向きだ。

 手帳用という用途を前提に考えれば、多くの日本人は筆記文字の細いFタイプのペン先を選ぶのが普通だが、元々小さな文字を細かく書くことの苦手な筆者は、中字(M)のペン先モデルを購入した。

 もちろん通常の万年筆より小型なので長時間の筆記には無理があるが、軽快にメモを取る用途にはばっちりだ。弾力性あるしなやかなペン先は、小さな線が集合した漢字でも、連続する筆記体の英字でも、最高のパフォーマンスを約束してくれる。

ペン先14金張りのペン先は極めてしなやかで、書き味は最高
メモ帳と小説を書いたり、論文を書いたりは無理だが、メモには最適なサイズバランスだ

 実際にペンを手に取ってみると、本物だけが持つ存在感とエレガントさが指先から確実に伝わってくる。M300を買うなら、一緒に使う小さなメモ用紙や専用カバーにもこだわりたいところだ。


今回の衝動買い

アイテム:ペリカン スーベレーンM300 黒(ペン先はM)
価格:2万2000円前後(定価は3万1500円、ビックカメラ有楽町店にて購入)


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 

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