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最新鋭護衛艦「ひゅうが」が一般公開!

2009年04月17日 20時00分更新

文● 伊藤 真広

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 海上自衛隊の最新鋭のヘリコプター搭載護衛艦(DDH)“ひゅうが”の一般公開が、4月11日に海上自衛隊横須賀地方総監部で開催された。その様子をフォトレポートでお届けしよう。

2009年3月に就役したばかりのヘリコプター搭載護衛艦(DDH)“ひゅうが”

 “ひゅうが”は、同時に3機まで離発着可能な全通甲板と、護衛艦としては初の1万トンを超える排水量など、これまでの護衛艦のイメージを大きく変える画期的な新造艦だ。ほかにも、自衛隊の護衛艦としては初めて女性が従事することになり、初代乗員として17名の女性自衛官が乗艦していることや、速射砲を搭載していないことなどが、今までの護衛艦にはない特徴となっている。

「ひゅうが」性能要目(海上自衛隊 報道用資料より抜粋)
基準排水量 1万3950トン
寸法 全長 197m、全幅 33m、高さ 48m、喫水 7m
機関 ガスタービン×4基(2軸)
馬力 10万馬力
速力 30ノット(55km/h)
乗員 340名
就役日 2009年3月18日
主要装備 高性能20mm機関砲(CIWS) 2基
VLS装置 1式(短SAM、アスロック兼用)
魚雷発射管 2基
FCS-3 1式
対水上レーダー 1基
水上艦用ソナーシステム 1式
EW装置 1式
情報処理装置 1式
航空 哨戒ヘリコプター 3機(掃海・輸送ヘリコプター 1機)

横須賀地方総監部の入口。一般公開の始まる30分以上前には、この入口の外まで見学希望者の列ができていた

朝10時の段階でも、横須賀地方総監部の中に入るのだけで45分以上待たなければならなかった

敷地内に入り埠頭の方へ進んでいき、角を曲がった瞬間、ひゅうがの巨大な姿が飛び込んできた

ひゅうが型の特徴の一つでもあるフラットな第一甲板の上に、多くの見学者の姿が確認できる

ひゅうがに向かう道すがら、その巨大な姿を撮影する人の姿があった。確かにここは、全景をファインダーに収めるには絶好のポイントだ

ひゅうがのスペックは、排水量は13950トン、全長197m、全幅33m、高さ48m、速力30ノット(55km/h)、乗員34 0名。その大きさに圧倒的される!

これまでの護衛艦では、係留用ロープは第一甲板に固定されていたが、ひゅうがではフラットな甲板運用のため、写真のような形となっている

見学していて驚いたのが、艦内外のいたるところに設置されていたカメラの数々。このカメラは、艦橋や戦闘指揮所、航空管制室などからモニタされており、人の手の届かない場所を監視するのに役立っている

ようやくひゅうがの足元まで到着。さっそく艦内に突入しようと思ったが、さらに約45分待たなければ艦内に入れないらしい……。いったいなぜ?

艦内に入るためのタラップが1人ずつしか通れない広さのため、乗艦に時間がかかっていたのだ。なるほど、これでは長い待ち時間も頷ける

今回、取材のためにひゅうがの内部を紹介してくださったのは、護衛艦の初代女性乗員となる永田二等海尉。彼女は搭載ヘリの整備を担当しているそうだ

いよいよ乗艦!(次ページへ続く)

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