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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第97回

猫に出会ったら指を差し出そう

2009年04月16日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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時には指にパクっと……

 指先の匂いを嗅いだあと、猫はどうするか。

 猫次第なんだけれども、そこで興味を失って去っていくヤツは置いとくとして、多いのは口の端から頬をぐいとこすりつける仕草。

 猫の頬のあたりには皮脂腺があり、そこから出る匂いをこすりつけることでマーキングするという習性があるらしいのだ。指にマーキングされてるらしい。うーむ。

 様子としてはこんな感じ。

初対面なるも、指を差しだしたら匂いを嗅ぐついでにマーキング。ちなみに繁みを歩きながらそこら中の枝にマーキングしておりました

初対面なるも、指を差しだしたら匂いを嗅ぐついでにマーキング。ちなみに繁みを歩きながらそこら中の枝にマーキングしておりました(2009年4月 ニコン D90)

 マーキングだけならまだいいが、時には指にパクっと食いつく猫も。そんなことするのはたいてい子猫なんだけれども、人間の赤ちゃんが何でも口に入れちゃうのと同じなのかも。

とある子猫。指に向かって寄ってきたと思ったら、匂いを嗅いだついでにぱくり。本能的に右手に持ってたカメラで撮っちゃいました

とある子猫。指に向かって寄ってきたと思ったら、匂いを嗅いだついでにぱくり。本能的に右手に持ってたカメラで撮っちゃいました(2008年9月 オリンパス μ1050SW)

 相手が大人の猫だと指を引いちゃうけど、子猫ならたいして痛くないのでそのままくわえさせてあげることにしてる。

 そして、手の平をくるっと返して下から首筋あたりを撫でてやる。上から撫でようとするとビクッとすることがあるから、下からの方がいい。撫でられて相手の力が抜けてきたら、楽しく遊ぶべし。



筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は 4月23日掲載予定

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