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JavaScriptだけで表<table>を並び替え! (2/2)

2009年04月15日 08時00分更新

文●藤本 壱

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DataTablesの基本的な使い方

 DataTablesを使って表に並び替えなどの機能を追加するには、以下の手順を取ります。


●HTMLのヘッダー部分の書き換え

 まず、DataTablesのスタイルシートとJavaScriptを読み込むため、HTMLのヘッダー部分にstyleタグとscriptタグを追加します。


<style type="text/css" title="currentStyle">
@import "media/css/demos.css";
</style>
<script type="text/javascript" language="javascript" src="http://アップロード先/media/js/jquery.js"></script>
<script type="text/javascript" language="javascript" src="http://アップロード先/media/js/jquery.dataTables.js"></script>


●table要素の書き方

 次に、表(table要素)をマークアップします。DataTablesを使うには、見出しの行をthead要素で囲み、データの行をtbody要素で囲みます。見出しの行はセルをth要素で表しましょう。また、table要素にはIDを振り、「class="display"」を指定します。以下に、簡単なサンプルを示します。


<table id="表のID" class="display">
  <thead>
    <tr><th>見出し</th><th>見出し</th>・・・<th>見出し</th></tr>
  </thead>
  <tbody>
    <tr><td></td><td></td>・・・<td></td></tr>
    <tr><td></td><td></td>・・・<td></td></tr>
    ・・・
    <tr><td></td><td></td>・・・<td></td></tr>
  </tbody>
</table>


●DataTablesのJavaScriptを実行する

 最後に、HTMLのヘッダー部分などに以下のようなscriptタグを追加し、ページの読み込みが終わった時点でDataTableのJavaScriptを実行させます。「表のID」の部分には、table要素のID属性に指定した値を入れてください。


<script type="text/javascript" charset="utf-8">
$(document).ready(function() {
$('#表のID').dataTable();
});
</script>

 ここまでの作業が終わったら、ブラウザーでページを開いて確認してみましょう。以下の画面のように、表に書式が設定され、見出し行の各列の右端に並び替え用のボタンが表示されます。ボタンをクリックするごとに昇順と降順が入れ替われば成功です。

DataTalbes

番号の逆順に並べ替えた例


 複数の列をキーにした並び替えもできます。その場合、1列目の並び替えボタンをクリックした後、2列名以降ではShiftキーを押しながらクリックします。

 たとえば、上のサンプルの画面で「年齢が同じ人は、名前のあいうえお順に並べ替える」という場合には、まず年齢列の並べ替えボタンをクリックし、次にShiftキーを押しながらふりがな列の並び替えボタンをクリックします。

DataTalbes

年齢とふりがなをキーに並び替えた例



カスタマイズもできるDataTables

 DataTablesは非常に多機能なJavaScriptで、パラメータでカスタマイズしたり、プラグインを追加して複雑なカスタマイズができます。たとえば、設定した件数に基づいて表を自動的に分割表示したり、キーワードによる表の絞り込みもできます。

 詳しいカスタマイズ方法は、DataTablesのサイトを参照してください。また、DataTablesのZipファイルには多数のサンプルファイルが含まれているので、それも参考になるでしょう。

■関連サイト

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