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Xeon 5500搭載サーバ&ワークステーション大集合 第2回

アップル、「Nehalem」ベースのXserveを発表

2009年04月08日 09時00分更新

文● 広田稔/ASCII.jp編集部

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 アップルジャパンは7日、1Uラックマウント型サーバー「Xserve」の新モデルを発表した。Mac Proと同様、CPUには米インテルの「Nehalem」(ネハレム、開発コード名)をベースとした「Xeon 5500シリーズ」を新たに採用している(関連記事)。価格は標準構成が33万8800円。

NehalemベースとなったXserve

 従来製品より性能をアップし、エネルギー効率を高めたのが特徴だ。アップルによれば、ベンチマークソフトの「SPEC」と「SPECjbb2005」を利用して、新しい2.93GHz 8コアモデルと従来の3.0GHz 8コアモデルを比較したところ、新モデルのほうが約2倍のスコアを出したという。

 また、消費電力あたりの性能を計測するベンチマークソフト 「SPECpower_ssj2008」を使って先ほどの新旧モデルを比較したところ、新モデルのほうが1Wあたりのパフォーマンスが最大89%高まったと説明している。さらに効率の高い電源を採用し、熱管理を最適化したことで、アイドル時の電力消費を19%削減した。

 標準構成は、CPUがXeon 5500シリーズ 2.26GHz×1基、メモリーが1066MHz DDR3 ECC SDRAM 3GB、HDDが160GB、電源が750Wのものを1台。インターフェースとしては、ギガビットEthernetが2基、PCI Express 2.0 x16拡張スロットが2基、FireWire 800が2基、USB 2.0が3基。OSは、Mac OS X Server 10.5 無制限クライアント版が付属する。

 Apple StoreのBTOオプションでは、例えば、CPUを2.26GHz×2基/2.66GHz×2基/2.93GHz×2基にアップグレードできる。また、HDDのほかに128GBのSSDドライブをBTOで追加し、起動ディスクとして利用することが可能だ。


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