2~3円台のコストパフォーマンスで凌ぎを削る100円電池!
100円ショップの電池はすべて105円なので「ハイ・コストパフォーマンス=超寿命」ということになる。実際グラフにしてみると、2~3円/時間の熾烈な競争となった。
あまりに熾烈なので、グラフ上の価格は下3桁まで表示した。ここまで来ると、コストパフォーマンス的にはどれを買っても同じという感じだが、100円ショップで電池を買うなら
電池-113か電池-55を狙う!
これが鉄則だ。
電池戦国絵巻! 無差別級寿命&コストパフォーマンス!
テストした電池は25種類。これだけあるとExcelのグラフがぐちゃぐちゃになってしまうので、独自のグループ分けで実験結果をお伝えしてきた。
豆電球を10分点灯、20分電池を休息させる間欠実験のフィナーレは、無差別級の寿命とコストパフォーマンスだ。まずは寿命のグラフから見てみよう。
総合第1位の長寿命は、12時間9分をマークしたファミリーマートのプライベートブランド電池。第2位は、国産の三菱の電池で11時間39分。第3位は11時間36分30秒を記録したローソンの100円電池! 中国の三菱からOEM供給を受けているが、国産とさほど変わらないという結果になった。以下、IKEA、東芝、ダイソーの電池-113と続いている。
「買ってはいけない電池」としたいのは、ダイソーの電池-111。群を抜いて短命なので、これだけは避けたいところだ。
コストパフォーマンス的に見てみると、次のグラフになる。
総合第1位は10本で199円のIKEAが、100円ショップを離して超ローコスト。1時間当たり2円を割り1.7円という結果になった。第2位は、ローソンストア100で買えるローソンブランドの電池。100円ショップと同じ4本で105円だが、寿命が第3位という驚きの結果でコストパフォーマンス的には第2位となった。以下ダイソーの100円ショップ電池が続くが、メーカー製のものとしては破格のオーム電機が5位で2.3円、有名メーカーとしては三菱が12位で5.6円という結果になった。
次回予告
連載の第1回と2回では、10分豆電球を点灯しては20分休息をさせるという、間欠利用の実験を行なってきた。次回は、休息なしで連続使用した場合についてをお届けしよう。携帯電話の充電用電池などは、連続使用する場合が多い。このとき、間欠利用とどんな違いが出るか乞うご期待!
(次回へ続く)
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