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ペン形デバイスからエルゴマウスまでビジネスに効く3製品

2009年03月31日 06時00分更新

文● 行正和義

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春は心機一転、何か新しいことを始めたくなるものだ。桜の開花宣言の後から花冷えの寒さが続くように、世界的な不景気の影響で「ノートPCも一新!」とはいかないまでも、周辺機器を買い足すくらいはしたいもの。ここではビジネスシーン、特にプレゼンの現場で役立ちそうなアイテム3種類をピックアップして紹介する。


プレゼンのお供にコンパクトなペン形デバイス
パワーポインター「200-LPP003」

 プレゼンテーション向けデバイス(周辺機器)としては、Bluetoothなどの無線接続で立ったまま操作できる空中マウスやトラックボールが一般的だ。しかしプロジェクターを利用したプレゼンのシーンでは、現実にはPowerPointでページを「進める」「戻る」を操作する程度がほとんどで、Windows画面でポインタを動かすよりも投影されたスクリーンをレーザーポインターで指し示したほうが手っとり早いことが多い。

パワーポインター「200-LPP003」

やや太めのペンといった本体と、さらにそれより小さな受信部だけなので、外出先でのプレゼンなどに携帯性はすこぶるいい。受信部のUSBケーブルはリール式になっている

 「パワーポインター」はそんなプレゼンテーションに特化したレーザーポインター兼用のポインティングデバイスだ。ポインティングといってもマウスのポインターを動かすマウス的な機能はなく、基本的に進む/戻るの単機能しかない。そのぶんデバイス自体は小さく、ちょっと太めのペン程度だ。PCに接続する受信機は赤外線方式で、受信機そのものも手の平に収まるくらいのコンパクトサイズ。USBケーブルでPCに接続する。

ペンデバイスの電源

ペンは単5形電池2本で動作する。レーザーポインターはボタン電池で動くものが多いが、毎日のように使うならどこでも入手しやすい乾電池駆動がありがたい

 また、インターフェースはHID準拠なので、使用時にデバイスドライバやアプリケーションのインストールが必要ない(PageUP/PageDOWNキーを押した場合と同じ動作となる)。自分のPC以外でプレゼンしなければならないケースなどにはありがたい。

ペンデバイスのボタン部

ボタンが進む/戻るとレーザーポインター照射の3つだけというシンプルさ。ペン先にある2つの孔のうち、小さい方がレーザー照射孔で大きい方は赤外線照射孔だ

 今やUMPC/Netbookなどの手軽なノートPCをプレゼンテーションに使うことも多くなっており、さらに最近はプロジェクターそのものもかなり小さくなった。だからこそ、ブレゼン用品もコンパクトにまとめてフットワークの軽いプレゼンテーションを目指したい。


パワーポインター「200-LPP003」の主なスペック
型番 200-LPP003
接続方式 ペンデバイス⇔受光部間:赤外線
受光部⇔PC間:USB
赤外線到達範囲 約5m
電源 単5形電池×2(ポインター)、USBバスパワー(受光部)
ISO感度 AUTO、AUTO-HI、ISO 64/100/200/400/800/1600
動画撮影 640×480ドット、30fps、MotionJPEG圧縮AVI形式
レーザー連続照射時間 約25時間(アルカリ乾電池使用時)(レーザークラス2)
インターフェース(受光部) USB(HID準拠)
サイズ(ペンデバイス) 直径14×長さ142mm
重量 約50g(ペンのみ)/約65g(電池込み)/25g(受信機)

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