他社の最新テレビと比較してみる
REGZAと他社のテレビの大きな違いは、メインメニュー的なものがREGZAにはないこと。
例えばパナソニックの「VIERA」では、リモコンの「メニュー」ボタンを押すことで、画質の調整や番組検索、外部機器の操作、各種設定を行なえるが、REGZAでは統合的なメニューがなく、各々の機能がリモコンのボタンに割り当てられている。
ただ、機能の使い勝手は最新薄型テレビに劣らない。例えば番組表。REGZAには全画面表示の番組表と、テレビ画面の下半分に表示する「ミニ番組表」があり、後者はテレビを見ながらザッピングの感覚で、今放送中の番組を選ぶことができる。
なお、この機能はソニーの「BRAVIA」にも搭載されているが、REGZAのようにミニ番組表ボタンがリモコンにはない。BRAVIAでは「番組表」ボタンを押すと、まず画面下半分に番組表が表示され、再度ボタンを押すと全画面表示になる。どちらが使いやすいかは好みの問題だと思うが、個人的にはボタンを1回押せば番組表が表示されるREGZAのほうが使いやすい。
さらに、1週間先までの指定した時間帯の番組表をダイレクトに表示できる「日時切り替え」を搭載し、長い時間番組表をスクロールさせ続ける必要がない(ちなみに、これもBRAVIAに搭載されている機能だが、先に搭載したのはREGZAだ)。
一方で、番組検索機能は若干見劣りする感じがある。REGZAは基本的にキーワードを入力しての検索で、VIERAのようにあらかじめ用意された候補の中から選ぶとか、BRAVIAのように番組情報の中ならキーワードを選んで検索するというような「ユーザーが文字を入力しなくていい工夫」というのはあまり考慮していない。
なお、REGZAはUSBキーボードを接続できるので、本気でウェブ検索をするときなどは逆に便利だ。