作例3 右舷側からの撮影
許可を得た上で、艦より150mほど離れた場所から艦右舷側を撮影した。今度は順光位置だ。EF-S 10-22mmの望遠端でも艦全体を収めることができる。背景の大型クレーンなど造船所らしい雰囲気を見せるには、広い画角を得られる広角ズームが威力を発揮するシチュエーションだ。逆に望遠で400mmともなると艦橋で作業する隊員の姿もばっちり撮れた。
EOS 50D+EF-S 10-22mm/広角端(35mm判換算16mm相当)、F10、1/125秒
EOS 50D+EF-S 10-22mm/望遠端(35mm判換算35mm相当)、F8、1/125秒
EOS 50D+EF 24-105mm/47mm(35mm判換算75mm相当)、F7.1、1/200秒
EOS 50D+EF 24-105mm/望遠端(35mm判換算167mm相当)、F5、1/250秒
EOS 50D+EF 100-400mm/200mm(35mm判換算318mm相当)、F5、1/250秒
EOS 50D+EF 100-400mm/望遠端(35mm判換算635mm相当)、F9、1/800秒
作例4 右舷艦首側からの撮影
わずか10分ではあるが、艦首方向からの撮影が許可された。ここでも広角ズームの広角端10mm(35mm判換算16mm相当)が活躍した。同じ撮影位置でも「便利ズーム」の広角端18mmでは画角が狭く艦橋構造物と艦首先端を同時フレーム内に収められなかった。
なお、広角レンズに取り付けたPLフィルターの偏光効果だが、効果が見られ、空の蒼に深みが出ていた。PLフィルターは水面の不要な反射光を抑えるなどの効果があり、フネを撮る時は有効なアイテムだ。最も効果の出る順光で撮影するならぜひとも試してみたい。
EOS 50D+EF-S 10-22mm/広角端(35mm判換算16mm相当)、F8、1/200秒 PLフィルター使用
D200+ED 18-200mm/広角端(35mm判換算28mm相当)。艦首方向から見たいかにも「空母」らしい姿。桟橋の突端までいったが、残念ながら「便利ズーム」の広角端では、「ひゅうが」の艦首と艦橋を同じ画角内に収められなかった
EOS 50D+EF-S 10-22mm/広角端(35mm判換算16mm相当)、F10、1/250秒 PLフィルター使用。順光で効果を発揮するPLフィルター。太陽から離れるにつれ偏光効果が出ている
EOS 50D+EF 24-105mm/広角端(35mm判換算39mm相当)、F9、1/160秒 PLフィルターなしの空は白っぽく感じる。効果は一目瞭然
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