今年後半には政令指定都市へ拡大
「4th MEDIA」「オンデマンドTV」「OCNシアター」という別々の動画配信サービスを、昨年7月に統合して誕生した「ひかりTV」。光ファイバーによる地デジの再送信サービスはCMなどで大々的にPRしているのでご存じの方もいるだろう。
しかし、地デジの再送信は現在、東京(町田市を除く)と大阪のみでの提供で、利用できる地域が限定される。そこで気になる今後の対応地域について、運営会社のNTTぷららから発表があった。
まず、明日(24日)から東京都町田市(一部を除く)と神奈川、愛知で提供を開始。次いで5月に埼玉と千葉で、8月には兵庫と京都でサービスの提供をする。
また、全国の政令指定都市および関東(群馬や栃木など)でも今年後半にサービスを提供すべく検討している段階とのこと。同社にとって2009年は、光ファイバーによる地デジ再送信サービスの全国展開に向けて足ががりとなる重要な年になりそうだ。
BSデジタルの再配信も!?
統合前は「10万人集めるのに3~4年かかった」という同社だが、現在は順調にユーザー数を伸ばしているという。
3月に50万契約を突破し、3月中に52万契約を達成しそうだという。同社によると、損益の分岐点が90万契約で、年内にはそれを大きく上回る110万契約を目指すという。
今後、多チャンネルサービスにおいてHD画質のコンテンツを増やすほか、BSデジタル放送の再送信サービスも検討しているという。年内にはサービスインしたい考えだ。