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地デジ再送信は政令指定都市に拡大

ひかりTVでBSも見られるようになる?

2009年03月23日 18時59分更新

文● 橋本 優/トレンド編集部

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イメージキャラクターの「ひかりカエサル」

発表会はイメージキャラクターの「ひかりカエサル」がお出迎え


今年後半には政令指定都市へ拡大

 「4th MEDIA」「オンデマンドTV」「OCNシアター」という別々の動画配信サービスを、昨年7月に統合して誕生した「ひかりTV」。光ファイバーによる地デジの再送信サービスはCMなどで大々的にPRしているのでご存じの方もいるだろう。

 しかし、地デジの再送信は現在、東京(町田市を除く)と大阪のみでの提供で、利用できる地域が限定される。そこで気になる今後の対応地域について、運営会社のNTTぷららから発表があった。

 まず、明日(24日)から東京都町田市(一部を除く)と神奈川、愛知で提供を開始。次いで5月に埼玉と千葉で、8月には兵庫と京都でサービスの提供をする。

 また、全国の政令指定都市および関東(群馬や栃木など)でも今年後半にサービスを提供すべく検討している段階とのこと。同社にとって2009年は、光ファイバーによる地デジ再送信サービスの全国展開に向けて足ががりとなる重要な年になりそうだ。


BSデジタルの再配信も!?

ひかりTV用のセットトップボックス。今後に向け、操作パフォーマンスの改善や録画機能の搭載などを検討している

ひかりTV用のセットトップボックス(STB)。今後に向け、操作パフォーマンスの改善や録画機能の搭載などを検討している

 統合前は「10万人集めるのに3~4年かかった」という同社だが、現在は順調にユーザー数を伸ばしているという。

 3月に50万契約を突破し、3月中に52万契約を達成しそうだという。同社によると、損益の分岐点が90万契約で、年内にはそれを大きく上回る110万契約を目指すという。

 今後、多チャンネルサービスにおいてHD画質のコンテンツを増やすほか、BSデジタル放送の再送信サービスも検討しているという。年内にはサービスインしたい考えだ。

NTTぷらら社屋内には撮影スタジオを完備。オリジナルの番組制作も手掛ける

NTTぷらら社屋内には撮影スタジオを完備。オリジナルの番組制作も手掛ける

NECの液晶一体型パソコンや東芝のノートパソコンなどで、ひかりTVを視聴できるモデルが登場する予定だ

従来はSTBだけだったが、今後はNECの液晶一体型パソコンや東芝のノートパソコンなどで、ひかりTVを視聴できるモデルが登場する予定だ

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