このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

T教授の「戦略的衝動買い」 第47回

便利さに涙!メモと声を同時記録する新デジタルペン!

2009年03月16日 12時00分更新

文● T教授

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

文字と音声を紐付けて記録できる!


 第二世代のデジタルペンPulseは、カメラ機能に加えてスピーカーとマイクまでも内蔵してしまっている。従来のデジタルペンにも増してより多くのことができるが、最も魅力的なアプリケーションは、録音データと筆記した手書き文字との同期連携処理だ。

 セミナーや会議などに出席したPulseペンのユーザーは、録音機能をオンにし、講義内容を常時録音しながら、その時気付いた重要なポイントを簡潔に手書きでメモするだけでいい。録音データと手書きデータが同じペン内部のメモリーに記録されるので、両者の紐付けが簡単に実現出来るのが特徴だ。

 後日、ある重要なポイントを筆記記録した時に、発言者は他にいったいどんなことをを言っていたか知りたくなったら、ノート上の筆記された場所をペン先でクリックするだけでいい。メモしたときの発言内容が即座に内蔵スピーカーからプレイバックされる。音声録音データと手書き文字データとのリンクはリアルタイムだけでない。録音後の音声を聞きながら追記した文字データもリンクできる。

印刷された再生やメニューボタン。必要な都度、ペン先でこれらのアイコンをクリックして機能を動作させることが出来る

 職業的に、インタビューを頻繁に行なう人や、議事録等を付けることが日常の人に取って、Pulseペンは何物にも代え難い素晴らしいソリューションを提供してくれるだろう。そして、Pulseペンの登録ユーザーにだけ解放された、専用のコミュニティーもなかなか有用だ。デジタイズされた手書きメモをパソコンからアップロードして、仲間内で共有し、コメントや意見交換ができる。

小さなモノクロディスプレーだが、アニメーションの表現力はなかなかだ。パワフルなユーザアプリケーションの登場に期待が集まるだろう

Pulseで記述された手書きデータをパソコン経由でコミュニティにアップロードしてみた

 Pulseペンは、従来の単なる手書きイメージ情報の記録・保存や送信の枠を大きく超えた、手書きデータと音声データのリンクによる融合、そしてチームでの共有活用を実現した画期的な商品だ。

今回の衝動買い

アイテム:LiveScribe「Pulse」ペン
購入価格:約199ドル(海外で購入)

T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン