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中央・総武線で実測してみた

電車で楽しむWiMAX & Netbook

2009年03月13日 18時00分更新

文● 西川仁朗/トレンド編集部

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移動中のWiMAXは切れまくり

 さて、今回電車に乗っている間に実際にYouTubeなどの動画サイトを開いてみた。WiMAXの電波の強いところで一気にダウンロードするためか、電波が切れていても動画が再生されている。そこで、電波のあるなしをチェックするのにWiMAXユーティリティツール「UQ WiMAX Connection Utility」を使用した。これはWiMAXを接続するために使うのだが、WiMAXの電波の強弱が一目で分かる。

UQ WiMAXの端末をパソコンに接続するとまずWiMAXの電波を探しにいく

赤い矢印の先を見れば、電波の強弱が分かる。電波が強ければ強いほど白く埋まっていく

 秋葉原へは、中野から「東中野」「大久保」「新宿」「代々木」「千駄ヶ谷」「信濃町」「四ツ谷」「市ヶ谷」「飯田橋」「水道橋」「御茶ノ水」と合計13駅ある。

 まずは新宿まで乗ってみよう。中野方面から新宿方面に行くに従って、ユーティリティツールを見ていると、電波はだんだん強くなるような印象だ。スピードテストはgooのスピードテスト1回行なったところ、大久保駅では3.13Mbps。そして、そのまま新宿駅まで切れることなく到着。一度降りてホームで数値をチェックしたのがこちら。

新宿駅総武線ホーム
条件 平均接続速度(Mbps)
Radish(下り) 6.0
Radish(上り) 2.8
gooスピードテスト(下り) 3.5

 なんと、電波の強そうなところをうろうろと歩き回ったとはいえ、驚きの6Mbpsをたたき出した。上りも約3MbpsとさすがWiMAXという実力を発揮だ。

 そのまま総武線に再び乗り込み、アキバへ向かう。接続スピードは代々木駅に向かうに連れ弱くなっていき、千駄ヶ谷で切れてしまった。次に千駄ヶ谷駅で繋がったら、また信濃町に行く途中で切れる。ここは圏外のようだ。信濃町駅では繋がるが、四ツ谷に向かうに連れ、電波がだんだん弱くなっていき、また圏外に。トンネルの中では辛い。四ツ谷駅では繋がるまでの時間も短く、ここは結構電波が強いようだ。

どうやら電車に乗っている最中に繋ぐとしょっちゅうこのような「圏外」に突入し、切断されるハメに。繋がるまで1~3分程度はかかるので結構頻繁に切れるとじれったい

 このあたりで気付いたのだが、WiMAXのカバーエリアは23区内とはいえ、まだかなり基地局 の隙間があり、電車の移動中に継続して繋ぎっぱなしにするのは難しいようだ。つまり、YouTubeなどを見ていても、途中で頻繁に止まってしまう。この繋がったり切れたりの現象はその後も頻繁に起きた。

 四ツ谷駅からあっという間に市ヶ谷に着き、飯田橋に向かうに連れ弱ってきた。飯田橋駅は駅内でなかな繋がらない。ここは四ツ谷や信濃町ほど強くないようだ。飯田橋~水道橋間は近いこともあって、繋がったまま。1回のみのgooのスピードテストで1.89Mbpsといったところ。水道橋駅を離れるとすぐに圏外だが、御茶ノ水へ近づくに連れて、すぐに接続。ただ、御茶ノ水駅自体はあまり強くないようだ。

 秋葉原駅に近づくにつれ電波は強まってきた。とりあえず、御茶ノ水駅からは繋がったまま目的地のアキバに到着。

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