1) かみのけ座
まずはじめに探してみたのが「かみのけ座」、春の星座ということもあり、すぐにナビから発見できた。月のすぐそばで地味に輝く星座だ。20時に子午線をまたぐのは5月下旬ごろで、解説は写真のとおり。「髪の毛1本1本を線で結ぶのは無理」と言い切られてしまうと、やや複雑な気持ちだ。
2) インディアン座
続いては「インディアン座」。日本からはほとんど観られないというのが残念……。とはいえ体をよじっていくと、本当ならどの辺りに「見えるはずなのか」が分かって楽しい。「ヨーロッパ人が初めて出会ったネイティブ・アメリカンの姿」という。
3) はえ座
最後は「はえ座」、こちらも日本からはほとんど見られないというのが残念。悔しがっていると、実は関東近郊から見える星座は64個程度なのだと同僚が教えてくれた。まさかはえ座に思いを馳せることになるとは思わなかった。「たったひとつの昆虫の星座」「意外と見つけやすい」と解説されるとますます見たくなってくるじゃないか。
そんなわけで珍星座を探してみた。実際の空には見られない星座のときも「こっち? あっち?」とぐりぐり体を動かすだけでかなり面白い。12星座や有名な星座群はもちろん日本からでも見られるし、自分の星座を見つけられたときにはかなりテンションが上がる。
田舎に帰ったときや、空気のきれいな場所に行ったときはもちろん、都会にいて「あの位置にこの星座が」と思いを馳せるだけでも十分楽しめる。星座の位置をすべて覚えたくなるのだ。天体観測とまでは言わないもの、本気で「空を眺める」が趣味になりそうだ。