パソコンを同時に2台使うのはなかなか骨が折れるもの。2つのディスプレーを交互に見たり、異なるキーボード/マウスを交互に使うのはやや疲れる。
1台がデスクトップ、1台がノートであれば、1組のディスプレー、キーボード、マウスを切り替えられる「KVMスイッチ」を使うのが普通。だが、2台ともノートという状態だと、別途ディスプレーやキーボード、マウスを用意しなければならない。
もう少し気軽に2台のノートパソコンを使えないものか。そういう方にウケそうな製品がATENジャパンから発売される。
USBでつなげば、そこはリモートデスクトップ
3月26日発売の「KVMスイッチ CS661」(6900円)は、2台のパソコンをUSBで接続するだけでリモートデスクトップ環境を実現できるモノで、1台のパソコンのディスプレー、キーボード、マウスで2台のパソコンを操作できる。
例えば大画面ノートのディスプレーにUMPC(ネットブック)の画面を表示し、リモート操作するといったことができるのだ。
製品形状はUSBケーブルで、2台のパソコンを相互に接続するとローカル(操作する側)にリモート(操作される側)の画面がウィンドウ表示される。ドライバのインストール作業も不要だ(CS661から自動でインストールされる)。
さらにリモートからローカルへのコピー操作もできる。ローカルからリモートへのコピー操作はできないが、ウィンドウのツールバーにあるボタンを押すことで、ファイル転送ユーティリティーが起動。そこで相互にファイル交換が行なえる。
IMEの入力切り替えがキーボードショートカットではできないなど、若干の制限はあるが、USBに差せばすぐに使える利便性は魅力的。対応OSはWindows Vista/XP/2000。