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Type Pとも大きさを比較してみた

最強ノート・17インチMacBook Proを試す(前編)

2009年03月11日 17時00分更新

文● 広田稔/トレンド編集部 撮影●パシャ、トレンド編集部 協力●MacPeople編集部

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「80%ヘタり」まで1000回充電できる

 同時に、バッテリーの寿命を伸ばす仕組みも採用している。一般的なノートパソコンでは、バッテリー内のセル(バッテリー内に複数収められた電池)全体に電流を流し、満タンになったら充電をやめるというやり方だ。

 一方、17インチMacBook Proは、バッテリーのセルごとにチップを埋め込み、本体側でセルの状態を把握して、充電する電流を各セルごとに調節するという仕組みを採用した。アップルによれば、一般的なノートパソコンのバッテリーでは充電サイクルを300回ほど繰り返すと容量が80%に「ヘタって」しまうが、この新機構で「80%ヘタり」を1000回まで伸ばしたという。これは1日1回充電しても、2年半以上は持つ計算だ。

 ノート型パソコンのバッテリーというのは、ユーザーの手で交換できるのが常識だろう。バッテリーは消耗品なので、年単位で長期間使っていると必ず「ヘタ」って動作時間が減っていく。新17インチも例外ではない。

 ただ、誤解を恐れずに言えば、17インチMacBook Proの性能を求める人はバッテリーのヘタりを感じる前に、未来に出るであろうさらに高速な17インチMacBook Proに乗り換えているだろう。万が一、バッテリーのヘタりが気になっても、Apple Storeに持っていけば1万9800円で交換してくれる(関連リンク)。

パソコンとは思えない、すごくシンプルな17インチMacBookの底面。バッテリーカバーやレバーがないため、MacBook Airのように「つるん」として印象だ

底面を外したところ。中央にメモリー、右下にHDD、左下にバッテリーがある


※後編に続く


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