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ジャストシステム、“第二回 全国一斉! 日本語テスト”の集計結果を発表――60代以上の男性が総合平均点を約8点上回ってトップ

2007年03月22日 23時37分更新

文● 編集部

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(株)ジャストシステムは22日、同社が1月10日から2月28日に提供した漢字の読み書きや文法、マナー表現、慣用句などの日本語のレベル診断が行なえるサービス“ATOK & 一太郎 presents 第二回 全国一斉! 日本語テスト”の集計結果を発表した。総合平均点はパソコン版が63.2点(100点満点)、携帯版が34.7点(50点満点)で、総受験者数はパソコン版が29万382人、携帯版が3万6036人だった。

パソコン版のテスト結果では、最も正解率の低かった問題(正解率21.1%)は「おくびにも出さない」の「おくび」の意味を、(尾首/あくび/げっぷ/おなら/汗)から選択するという<語彙力・慣用表現>の問題で、最も正解率の高かった問題(正解率91.1%)は、「うちょうてん」の正しい漢字表記を、(有頂天/有頂点/宇頂天/宇頂点)から選択するという<漢字力・書き方>の問題だった。

パソコン版の結果を年代・性別別に見ると、60代以上の男性が平均71.1点で総合平均点を7.9点上回り、また漢字力/敬語/マナー/語彙力の4分野で第1位を獲得した。全体的な傾向としては、文法に関する問題の正解率が80%、マナーは71.8%、漢字/表記/敬語に関する問題も60%だったが、語彙に関する問題の正解率は41.6%と、極端に低い結果となった。語彙に関する問題の年代別ランキングは、1位が60代以上、2位が50代、3位が40代、4位が30代となり、高年齢になるほど正解率が高かったという。また美化語に関する問題は、敬語に関するほかの問題より正解率が20~40%低く、美化語に対する認識や知識の不足が浮き彫りになったとしている。

パソコン版の結果の都道府県別ランキングは、山梨県が平均67.46点でトップ。以下、栃木県(67.43点)、東京都(64.37点)、滋賀県(64.11点)、京都府(64.07点)がトップ5となっている。

パソコン版と携帯版の、男女合わせた年代別の平均点ランキングは以下のとおり。

順位 パソコン版 携帯版
1位 40代(64.9点) 60代以上(38.2点)
2位 30代(64.8点) 50代(38.0点)
3位 50代(64.2点) 40代(37.8点)
4位 20代(63.6点) 30代(36.0点)
5位 60代以上(61.8点) 20代(34.0点)
6位 10代(58.7点) 10代(32.5点)

なお結果の詳細は、“ATOK & 一太郎 presents 第二回 全国一斉! 日本語テスト”のウェブサイトで公開されている。

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