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コーエー、Wii用新作RPG『opoona』の発表会を開催――開発をアルテピアッツァが担当

2007年03月14日 23時39分更新

文● 編集部

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(株)コーエーは14日、Wii用ゲームソフトとしては初という本格派ロールプレイングゲーム『opoona(オプーナ)』の発表会を、東京・品川のグランドセントラルタワーで開催した。

主人公の“オプーナ” ゲームの世界観
主人公の“オプーナ”ゲームの世界観
『opoona』、(C)ARTEPIAZZA/KOEI Co.,Ltd.

『opoona』は、“現実とは違う世界で、ユーザーが主人公になって冒険する”というRPG本来の面白さを追求したもので、仕事を請け負ったり、他のゲームキャラクターと交流したりしながら未知の世界を知っていく喜びや、人々と触れ合うことの暖かさを体験できる“ライフスタイルRPG”。開発は、(株)スクウェア・エニックスの“ドラゴンクエスト”シリーズを制作してきたアルテピアッツァ(株)が担当しており、メインスタッフには、アルテピアッツァ代表取締役社長でアートディレクターの眞島真太郎(まじましんたろう)氏、代表取締役副社長でプランニングディレクターの杉村幸子(すぎむらさちこ)氏、(有)ベイシスケイプの代表取締役社長で“ファイナルファンタジーXII”のサウンドを手がけた崎元仁(さきもとひとし)氏を据えている。2007年夏に発売を予定しており、価格は6800円(税別)。

コーエー 代表取締役社長の小松清志氏
コーエー 代表取締役社長の小松清志氏

発表会では、代表取締役社長の小松清志(こまつきよし)氏が発表会に当たっての挨拶を行なった。小松氏は、「心が温かくなるような非常に良い作品に仕上がっている。コーエーという会社は、こういうものをプロデュースする」と述べた。

コーエー 専務執行役員ソフトウェア事業部長の杉山芳樹氏
コーエー 専務執行役員ソフトウェア事業部長の杉山芳樹氏

続いて、専務執行役員ソフトウェア事業部長の杉山芳樹(すぎやまよしき)氏が、「私は、自分の学生時代の思い出に必ずといっていいほどRPGをプレイしていた記憶がある。会社に入ってからずっとRPGを作ってみたいという気持ちがあり、やっと実現できた。『opoona』が、人々の記憶にずっと残っていくようなゲームにしたいと思っている」と説明した。

コーエー 取締役名誉会長の襟川恵子氏
コーエー 取締役名誉会長の襟川恵子氏

次に、取締役名誉会長の襟川恵子(えりかわけいこ)氏が登壇し、「1日に発売したPS3のガンダム無双は30万本に達するところまできている。弊社では、ゲームの世界でRPGというものを一番最初に制作したと自負している。しかし、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーが発売されたらそれが売れに売れて、とても悔しかった。ドラゴンクエストシリーズのゲームデザインを手がけている(有)アーマープロジェクト代表取締役の堀井雄二(ほりいゆうじ)氏にRPGを制作している方を紹介してほしいと相談して、紹介されたのがアルテピアッツァだった」と、話している途中で、襟川氏が関係者席に座っていた堀井雄二氏を見つけて、壇上に引っ張り上げた。

(有)アーマープロジェクト 代表取締役の堀井雄二氏
(有)アーマープロジェクト 代表取締役の堀井雄二氏

堀井氏は、『opoona』について、「キャラクターがシンプルで、風景がすごくきれいだと思う。私は、Wiiスポーツを結構やっており、このゲームはまだプレイしていないが、Wiiスポーツのような感覚でプレイできたら良いと思う」と述べ、最後に、「ドラクエをやってきた仲間がオリジナルのゲームを作ると聞いて、早くプレイしたい」と締めくくった。

同社では、ゲームの売り上げ本数として、最初に50万本を販売し、最終的には100万本を目指すとしている。

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