このページの本文へ

三洋電機、“Xacti”ブランドのボイスレコーダー『ICR-PS285RM』を発売――2GBメモリーを搭載しPCM録音にも対応

2007年02月21日 23時48分更新

文● 編集部 若林健太

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

三洋電機(株)は21日、“Xacti”(ザクティ)ブランドのデジタルボイスレコーダーの第1弾として、2GBのメモリーを搭載し、リニアPCM録音が可能な『ICR-PS285RM』を3月10日に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による予想販売価格は3万3000円前後。

“Xacti”『ICR-PS285RM』“Xacti”『ICR-PS285RM』

“Xacti”は同社がコミュニケーションツールとして優れている製品群に採用しているブランドで、これまでデジタルカメラなどで展開されてきた。『ICR-PS285RM』はデジタルボイスレコーダーとして初めて“Xacti”ブランドを与えられた製品となる。ロゴマークに“DIGITAL VOICE RECORDER”の文字が入っているのは、デジタルカメラなどほかの製品と区別するためという。同社では今後ほかの製品でも“Xacti”ブランドを展開していく予定で、ロゴマークにもその製品の種類を表わす文字が加わるという。また今度発売される“Xacti”ブランドのデジタルカメラのロゴには、製品の種類を表わす文字が加わるとしている。

“Xacti”ロゴマーク“Xacti”ロゴマーク

『ICR-PS285RM』は2GBのフラッシュメモリーを搭載し、音楽CDと同等の音質というリニアPCM方式(44.1kHz/16bit、1411kbps、ステレオ)で録音ができるのが特徴。MP3方式にも対応しており、録音時間はMP3モノラルの“LPモード”で最大約284時間となっている。

マイクは新開発の大口径・高感度マイクを搭載し、ノイズの低減により集音性が従来機種『ICR-S290RM』と比べ約3倍に向上したという。マイク部はチルトアップも可能で、机上録音時に机の反響音やノイズを低減し、集音性を高められる。録音レベルメーターも装備し、録音感度調整をマニュアルに設定したときは、感度の調整がレベルメーターとPEAKランプで行なえる。録音形式はMP3形式にも対応し、サンプリング周波数/ビットレートは“XHQモード”が44.1kHz/128kbps(ステレオ)、“HQモード”が22.05kHz/64kbps(ステレオ)、“SPモード”が11.025kHz/32kbps(ステレオ)、“LPモード”が16kHz/16kbps(モノラル)となっている。

再生可能な形式はPCM/MP3/WMA。再生ビットレートはPCMが1411kbps、MP3が16~320kbps、WMAが32~192kbpsで、再生周波数は20Hz~20kHz。Windows Media DRM 10にも対応する。インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speed)を装備し、パソコンとのダイレクト接続が可能。本体サイズは幅34.2×奥行き13×高さ119.7mm、重量は約49g。電源は単4乾電池×1本または付属の単4形エネループ(eneloop)充電池×1本を利用する。電池による録音時間は、MP3ステレオの“SPモード”の場合、アルカリ乾電池が約25時間、エネループが約19時間。PCMステレオの場合、アルカリ乾電池が約9時間、エネループが約8時間30分。エネループの充電はUSBバスパワーで行なえる。

対応OSはWindows Vista/XP/2000 Professional(SP3以上)/Me、対応機種はPC/AT互換機。ステレオイヤホン、USB延長ケーブルも付属する。本体カラーは“(H)グレー”。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン