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ニコン、ISO 3200対応の1000万画素デジカメ『COOLPIX P5000』などを発売

“COOLPIX”ブランド強化施策も発表

2007年02月20日 00時00分更新

文● 編集部

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ニコンカメラ販売(株)は20日、最高感度ISO 3200相当に対応した1000万画素の光学式手ブレ補正(VR)機能搭載カメラ『COOLPIX P5000』と、起動時間を約0.6秒にするなど高速化を図ったのが特徴の710万画素デジタルカメラ『COOLPIX S500』を3月16日に発売すると発表した。

同時に、複合曲面フォルムのボディーを採用した720万画素デジタルカメラ『COOLPIX S50』と無線LAN対応の『COOLPIX S50c』を4月に、18.5mmの薄型アルミボディーを採用した710万画素デジタルカメラ『COOLPIX S200』を3月23日に、乾電池対応の710万画素デジタルカメラ『COOLPIX L12』を4月に、乾電池対応の600万画素デジタルカメラ『COOLPIX L11』を3月23日にそれぞれ発売すると発表した。

価格はいずれもオープン。編集部による予想販売価格は、COOLPIX P5000が4万5000円前後、COOLPIX S500が4万円前後、COOLPIX S50が3万5000円前後、COOLPIX S50cが4万円前後、COOLPIX S200が3万円前後、COOLPIX L12が2万5000円前後、COOLPIX L11が2万円前後。

ブラック シルバー 背面
ブラックシルバー背面
『COOLPIX P5000』

COOLPIX P5000は、有効1000万画素CCDを搭載し、シャッタースピード約3段ぶんの手ブレ軽減効果があるという“レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能”を搭載したモデル。ISO 3200までの高感度撮影に対応する(ISO 3200設定時は記録画像サイズが500万画素以下に制限される)。外付けフラッシュやワイドコンバーター/テレコンバーターの装着も可能。

レンズは3.5倍ズームニッコールレンズ(f=7.5~26.3mm:35mmフィルムカメラ換算で36~126mm相当、F2.7~5.3)で、CCDは1/1.8インチ(総1037万画素)。記録解像度は静止画が最大3648×2736ドット、動画は最大640×480ドット/毎秒30フレーム。記録メディアは内蔵メモリー(約21MB)とSDメモリーカードを利用する。液晶ディスプレーは反射防止コート付きの2.5インチ液晶パネル(約23万画素)を搭載。電源はリチウムイオンバッテリー(EN-EL5)と別売のACアダプター(EH-62A)を利用し、内蔵バッテリーで約250枚の撮影が可能(CIPA規格)。本体サイズは幅98×奥行き41×高さ64.5mm(突起部を除く)、重量は約200g(バッテリー、SDメモリーカードを除く)。本体カラーは“ブラック”と“シルバー”の2種類をラインアップする。

シルバー アーバンブラック 背面
シルバーアーバンブラック背面
『COOLPIX S500』

COOLPIX S500は、710万画素CCDを搭載した“レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能”搭載モデルで、起動時間を約0.6秒、シャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでのレリーズタイムラグを約0.005秒に短縮したのが特徴。最高感度ISO 2000相当に対応し、明るさに応じてISO 50~1600の範囲で自動的に感度を変える“高感度モード”を搭載する。画面の中の顔を自動認識してピントを合わせる“顔認識AF”、内蔵フラッシュの赤目軽減発光と画像修正により赤目補正を行なう“アドバンスト赤目軽減”、画像の暗く写った部分を自動補正する“D-ライティング”の3つが設定可能な“フェイスクリアー機能”も搭載する。

レンズは3倍ズームニッコールレンズ(f=5.7~17.1mm:35mmフィルムカメラ換算で35~105mm相当、F2.8~4.7)で、CCDは1/2.5インチ(総738万画素)。記録解像度は静止画が最大3072×2304ドット、動画は最大640×480ドット/毎秒30フレーム。記録メディアは内蔵メモリー(約26MB)とSDメモリーカードを利用する。液晶ディスプレーはCOOLPIX P5000と同じ。電源は内蔵リチウムイオンバッテリー(EN-EL10)と別売のACアダプター(EH-62D)を利用し、内蔵バッテリーで約180枚の撮影が可能(CIPA規格)。本体サイズは幅88×奥行き22×高さ51mm(突起部を除く)、重量は約125g(バッテリー、SDメモリーカードを除く)。本体カラーは“シルバー”と“アーバンブラック”の2種類をラインアップする。

グロスシルバー グロスベージュ グロスブラウン
グロスシルバーグロスベージュグロスブラウン
『COOLPIX S50』

COOLPIX S50は、複合曲面フォルムの“Wave Surface Design(ウェーブサーフェスデザイン)”を採用した720万画素モデル。ISO 1600までに対応し、“高感度モード”も搭載する。“レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能”“フェイスクリアー機能”も搭載する。

レンズは3倍ズームニッコールレンズ(f=6.3~18.9mm:35mmフィルムカメラ換算で38~114mm相当、F3.3~4.2)で、CCDは1/2.5インチ(総741万画素)。最大記録解像度はCOOLPIX S500と同じ。記録メディアは内蔵メモリー(約13MB)とSDメモリーカードを利用する。液晶ディスプレーは反射防止コート付きの3.0インチ液晶パネル(約23万画素)を搭載。電源は内蔵リチウムイオンバッテリー(EN-EL8)と別売のACアダプター(EH-64)を利用し、内蔵バッテリーで約130枚の撮影が可能(CIPA規格)。本体サイズは幅92.5×奥行き21×高さ59mm(突起部を除く)、重量は約125g(バッテリー、SDメモリーカードを除く)。本体カラーは“グロスシルバー”“グロスベージュ”“グロスブラウン”の3種類をラインアップする。

『COOLPIX S50c』
『COOLPIX S50c』

COOLPIX S50cは、IEEE 802.11g/b準拠の無線LANを搭載し、インターネットを利用したサービス“COOLPIX CONNECT”(クールピクスコネクト)に対応したコンパクトデジタルカメラ。“COOLPIX CONNECT”では、オンラインストレージに画像を保存できる“ピクチャーバンクや、画像をアップロードしたときに登録したメールアドレスにお知らせメールを送信する“ピクチャーメール”が利用できるほか、ニコン(株)のオンラインアルバムサービス“ニコンオンラインアルバム”に直接画像を送信できる。

COOLPIX S50と比較して本体サイズが幅97.5×奥行き21×高さ59mm(突起部を除く)になり、COOLPIX S50では別売のACアダプター(EH-64)が付属するという違いがある。それ以外の仕様はCOOLPIX S50と同じ。本体カラーは“グロスシルバー”のみとなる。

『COOLPIX S200』
『COOLPIX S200』

COOLPIX S200は、奥行き18.5mmの薄型アルミボディーを採用したのが特徴。有効710万画素CCDを搭載し、最高感度ISO 1000相当に対応する。“フェイスクリアー機能”も搭載。手ブレ補正機能は、“電子式手ブレ補正(e-VR)機能”を搭載する。

レンズは3倍ズームニッコールレンズ(f=6.3~18.9mm:35mmフィルムカメラ換算で38~114mm相当、F3.1~5.9)で、CCD、最大記録解像度はCOOLPIX S50と同じ。記録メディアは内蔵メモリー(約20MB)とSDメモリーカードを利用する。液晶ディスプレーは反射防止コート付きの2.5インチ液晶パネル(約15万3600画素)を搭載。電源はCOOLPIX S500と同じで、内蔵バッテリーで約230枚の撮影が可能(CIPA規格)。本体サイズは幅91.5×奥行き56.5×高さ18.5mm(突起部を除く)、重量は約125g(バッテリー、SDメモリーカードを除く)。

『COOLPIX L12』
『COOLPIX L12』

COOLPIX L12は、単3形リチウム電池×2本で約600枚(CIPA規格)、単3形アルカリ乾電池×2本で約150枚(CIPA規格)、別売の単3形ニッケル水素バッテリー(EN-MH1-B2、2本セット)で約370枚(CIPA規格)の撮影が可能な有効710万画素CCD搭載モデル。最高感度ISO 1600相当に対応する。“レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能”“フェイスクリアー機能”も搭載する。

レンズは3倍ズームニッコールレンズ(f=5.7~17.1mm:35mmフィルムカメラ換算で35~105mm相当、F2.8~4.7)で、CCDは1/2.5インチ(総741万画素)。記録解像度は静止画が最大3648×2736ドット、動画は最大640×480ドット/毎秒30フレーム。記録メディアは内蔵メモリー(約21MB)とSDメモリーカードを利用する。液晶ディスプレーは反射防止コート付きの2.5インチ液晶パネル(約11万5000画素)を搭載。電源は単3形電池×2本、別売の単3形ニッケル水素バッテリー(EN-MH1-B2、2本セット)、別売のACアダプター(EH-65A)を使用する。本体サイズは幅91×奥行き61×高さ26mm(突起部を除く)、重量は約125g(バッテリー、SDメモリーカードを除く)。

『COOLPIX L11』
『COOLPIX L11』

COOLPIX L11は、COOLPIX L12のCCDを有効600万画素に変更し、最高感度がISO 800相当になったモデル。リチウム電池での撮影枚数は約600枚(CIPA規格)だが、アルカリ乾電池×2本での撮影枚数が約250枚(CIPA規格)、ニッケル水素バッテリー(EN-MH1-B2、2本セット)での撮影枚数が300枚(CIPA規格)となっている。

レンズは3倍ズームニッコールレンズ(f=6.2~18.6mm:35mmフィルムカメラ換算で37.5~112.5mm、F2.8~5.2)で、CCDは1/2.5インチ(総618万画素)。最大記録解像度は静止画が2816×2112画素、動画が最大640×480画素/毎秒30フレーム。記録は内蔵メモリー(約7MB)とSDメモリーカードを利用する。液晶ディスプレーは2.4インチ液晶パネル(約11万5000画素)を搭載。電源、重量はCOOLPIX L12と同じ。本体サイズは幅89.5×奥行き27×高さ60.5mm(突起部を除く)。

併せて、(株)ニコンは“COOLPIX”シリーズのブランドの強化/認知向上を目的とした施策を行なうと発表した。主な内容は以下のとおり。

“COOLPIX”の新しいロゴ
“COOLPIX”の新しいロゴ
“COOLPIX”のロゴを新デザインに変更
文字のシャープさとバランスにより、現代的な上質感と知性を表現し、“上質感のある洗練されたブランド”をイメージさせることを狙うという。“X”の文字には刀をモチーフとしたアクセントを加え、刀の美しさや技術を連想させることで“匠の技”を表現しているとしている
木村拓哉さんを“COOLPIX”シリーズの春新製品イメージキャラクターに起用
デジタル一眼レフに続き、“COOLPIX”シリーズにも木村拓哉さんをイメージキャラクターに起用する。TVCMや屋外広告の展開を予定しているという
ウェブサイト、パンフレットによるアピール
“COOLPIX”シリーズ専用ウェブサイトの開設や、店頭でのパンフレット配布を行なう
『コンパクトデジタルカメラブラケット FSB-6』『コンパクトデジタルカメラブラケット FSB-6』

また、ニコンビジョン(株)はCOOLPIX P5000を地上望遠鏡“ニコンフィールドスコープ”やアウトドア向けの実体顕微鏡“ニコンネイチャースコープ”『ファーブル フォト』に接続するための『コンパクトデジタルカメラブラケット FSB-6』を4月に発売すると発表した。価格は1万5750円。ケーブルレリーズ、ケラレ抑止リング、シャッターボタン滑り止めパッドが付属する。

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