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ビクター、フルHDで録れるHDDビデオカメラ“Everio”『GZ-HD7-S、-B』を発表!

2007年02月07日 19時33分更新

文● 編集部 小西利明

日本ビクター(株)は7日、内蔵HDDにビデオ映像を記録できるHDDビデオカメラ“Everio”(エブリオ)シリーズの新製品として、フルHDのビデオ録画に対応した『GZ-HD7-S、-B』(以下GZ-HD7)を発表した。3月中旬の発売予定で、価格はオープンプライス。予想実売価格は20万円前後。

ついに登場したフルHD対応HDDビデオカメラ“Everio”『GZ-HD7-S』
ついに登場したフルHD対応HDDビデオカメラ“Everio”『GZ-HD7-S』

GZ-HD7は内蔵する1.8インチ 60GBのHDDに、MPEG-2形式のフルHD(1920×1080、1080i)のハイビジョン映像を録画するビデオカメラである。HDDビデオカメラとしては容量の大きな60GB HDDを内蔵することで、最高画質の“FHDモード”では最大約5時間、“SPモード”なら最大約7時間の録画が可能となっている(録画モードについては後述)。

GZ-HD7は、同社の持つ放送用ハイビジョンビデオカメラのノウハウが随所に投入されたハイエンド製品となっている。まず撮像機構には、5分の1インチサイズ、16:9のプログレッシブスキャンCCDを3枚使用した“3CCD方式”を採用。各CCDの有効画素数は約53万画素(総画素数は約57万)で、フルHD解像度を録るには画素数が足らないところを、放送用ビデオカメラでも利用している“斜め画素ずらし構造”を採用し、RGBのうちGの撮像素子を斜めにずらして撮影。さらに補間処理を行なうことで、1952×1096の有効画素数を得ている。

画像処理エンジンには、独自に設計開発したLSIを利用した“HD Gigabrid”を採用している。3枚のCCDから取り込んだ画像を1920×1080のプログレッシブ映像として信号処理を行ない、最終的にプログレッシブ→インターレース変換を行なったうえでMPEG-2ビデオエンコーダーに渡す処理を行なっている。ちなみに画像処理エンジンを搭載する基板類は、本体下面側に内蔵されている。

搭載するレンズは、こちらも放送用ビデオカメラのレンズで定評のあるフジノン(株)製の光学10倍ズームレンズを採用。ズーム全域でフルHDにふさわしい高い高額性能を実現したとしている。

放送用カメラから受け継いだ機能として、美しいビデオ撮影を補助する“映像アシスト機能”もいくつか搭載している。“フォーカスアシスト機能”では、マニュアル撮影時に画面をモノクロで表示して、フォーカスの合っている部分を指定した色で示すことができる。ピント合わせに役立つ機能だ。また“ゼブラパターン”では、露出オーバーしている部分を縞模様で表現することで、露出オーバーした映像を録ることを避けられる。そのほかにもマニュアル撮影に関する機能は充実しており、ビデオ撮影に習熟したプロシューマーユーザーでも満足できる仕様となっている。

HDV互換モードでの記録も可能

録画モードは3モードが用意されている。FHDモードは1920×1080の最高解像度のモード。SPモードは解像度とビットレートを下げたモードであるが、SPモード時でも地上デジタル放送以上のビットレートを確保している。記録の信号方式はいずれも、映像がMPEG-2 TS、音声はMPEG-1 Layer2(384kbps)。興味深いのが“1440CBRモード”の存在だ。これはソニー(株)などのビデオカメラで採用されている“HDV形式”と解像度や記録方式を互換としたモードで、HDV形式対応のパソコン用ビデオ編集ソフトに取り込んで扱いやすいようにと用意されたモードである。HDV形式対応のビデオ編集ソフトは普及しているので、GZ-HD7をパソコンとi.LINK経由で接続すれば、ビデオ編集ソフトへと簡単に映像を取り込める。

記録モード 解像度 記録転送レート 記録時間
FHDモード 1920×1080i VBR 最大約30Mbps、平均約26.6Mbps 約5時間
SPモード 1440×1080i VBR 最大約22Mbps、平均約19Mbps 約7時間
1440CBRモード 1440×1080i CBR 約27Mbps 約5時間

SDメモリーカードスロットも搭載しており、SPモードでの映像録画(4GBで約25分)や静止画撮影(1920×1080ドット時、4GBで最大約6880枚)も可能となっている。

映像出力/パソコン接続用の端子類も充実している。まずHD映像の出力用としてはHDMI出力端子を1つ装備。別売りのHDMIケーブルでのデジタル映像出力のほかに、付属の専用D端子ケーブルを使ったフルHD アナログ映像出力も可能である。またSD映像の出力用としてはSビデオ出力、コンポジットビデオ出力も可能である。パソコンとの接続は前述のi.LINK(S400)出力のほか、USB端子(ミニ)も備えている。そのほかに、外部マイクの入力端子や、外部フラッシュの接続ポートも備える。

本体のサイズは幅91×奥行き186×高さ77mm。撮影時重量は約750g(本体のみは約665g)。付属バッテリー(BN-VF815)による連続撮影時間は、液晶モニター使用時で約1時間20分(実撮影時間 約40分)。ベルトホルダータイプの別売りバッテリー『VU-V856KIT』使用時は約5時間25分(同 約2時間25分)となっている。

付属ソフトでオリジナルBD作成も可能
別売りDVDライターではフルHD DVD作成も!

パソコンにビデオを取り込んで編集するための、付属の編集/オーサリングソフトが充実している点も特徴である。Windows XP用としては、『CyberLink BD Solution for Windows』と称するソフトパックが付属している。これにはHD映像の視聴、編集、ビデオディスク作成を行なう3本のアプリケーションが含まれていて、特にビデオディスク作成用の『PowerProducer 3 NE』ではDVDビデオ作成を行なえるほか、パソコン用BDドライブがあれば、フルHDのビデオを記録したオリジナルBDの作成も行なえる。

またMac OS X用としては、プラグインソフト『QuickTime component for Everio』が付属している。これを使えば、Mac OS Xでは広く使われているビデオ編集ソフト“Final Cut Pro”シリーズや“iMovie HD”シリーズに、GZ-HD7で撮影したビデオを取り込んで編集を行なえる。

Everioシリーズでは、パソコンを使わなくてもDVDビデオを簡単に作成するための専用“DVDライター”が別売りで販売されていた。カメラ本体と同時に購入するユーザーが、20%にも達するという。GZ-HD7と同時に発表された“エブリオ専用再生機能付きDVDライター”『CU-VD40』では、GZ-HD7で録画したハイビジョン映像をそのまま取り込み、DVD-R/R DLに記録する機能を備えている。

録画時間はFHDモードの場合、DVD-R DLで約40分。DVDのディスクにハイビジョン映像を記録しているため、一般的なDVDプレーヤーでは再生できないが、安価なDVDメディアでハイビジョン映像の記録・再生が可能なのは、大きな特徴と言えるだろう。なおGZ-HD7と組み合わせた場合はSD画質のDVDビデオ作成は行なえないが、既存のEverioシリーズと接続した場合は、SD画質のDVDビデオ作成が可能である。価格はオープンプライスで、予想実売価格は5万円前後。3月下旬発売の予定である。

Everioシリーズの最上位製品だけに、予想実売価格は20万円前後と、民生用ビデオカメラとしては高めの価格設定な点は否めない。しかし、ソニー(株)のAVCHD方式HDDビデオカメラ『HDR-SR1』をしのぐ大容量HDDを生かした高画質と、撮影を補助するさまざまな機能、BD記録にも対応した付属ソフトの充実など、競合にはない機能や仕様を備えている点は大きな魅力となるだろう。

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