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KCCS、法人向け位置情報サービス“SAVE PLATFORM”を開始

2007年01月22日 21時59分更新

文● 編集部

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京セラコミュニケーションシステム(株)(KCCS)は22日、データ通信サービス“KWINS 3G”を利用した位置情報サービス“SAVE PLATFORM(セーブ プラットフォーム)”の提供を同日付けで開始すると発表した。法人向けにASPサービスとして提供する。参考料金は、サービスを利用する端末1台につき、端末のレンタル料を含め月額約9000円(税別)。

“SAVE PLATFORM”の概略図
“SAVE PLATFORM”の概略図

“SAVE PLATFORM”は、GPS端末から位置/移動速度/方位/時刻などの情報を、“KWINS 3G”の回線を通じて取得し、同社のデータセンター“D@TA Center”に蓄積後そのデータをリアルタイムで顧客のサーバーに送信するASPサービス。同社と慶応義塾大学 環境情報学部教授 武藤佳恭(たけふじ よしやす)氏、(株)ジーシーシーの3者が共同で研究し、KCCSが開発したもので、最短3秒間隔で位置情報を取得できるのが特徴。位置情報の自動保存機能/端末の管理機能/送受信設定機能も備えている。GPS端末にはKCCSのGPS端末『イチしるべ』を利用し、端末からサービスの運用/管理までKCCSが提供できるのも特徴としている。他社のGPS端末への対応は検討中という。

『イチしるべ』
『イチしるべ』

『イチしるべ』(GPS-01)はGPSモジュール/通信回路/組み込みパソコンを一体化したGPS端末。OSにはLinuxを搭載する。利用目的に応じたアプリケーションを実装できるほか、機能の追加や修正も可能。外部からのリモートによるプログラム書き換えにも対応する。インターフェースはシリアルを装備。GPSモジュールの位置精度は±2.5m(CEP)。本体サイズは幅100×奥行き140×高さ23mm(突起部、通信カードを除く)、重量は260g。

同社では、年間1万台の利用、売り上げ8億円を目指すという。

お詫びと訂正:初出時、“SAVE PLATFORM”を3者が共同で開発したとしておりましたが、正しくはKCCSが1社で開発したものです。お詫びするとともに訂正いたします(2007年1月24日)

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