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小さくてもリアルな「Fate」や「月姫」のヒロインがコレクションフィギュアで出たぞ!

2007年01月12日 00時00分更新

文● 師 忍

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 「Fate/stay night」や「月姫」といった美少女ビジュアルノベルでお馴染みのTYPE-MOON。そのTYPE-MOONの人気ヒロインを集めるコレクションフィギュアが、アルターより発売になった。その名もズバリ「TYPE-MOON Collection」となっており、店頭での販売価格は800円前後となっている。コレクションフィギュアとしては大型で、高さは14cm程度となっている。

見ているソバからなくなっていった陳列棚。単品で6こ選び抜くもよし、箱買いするもよしと購入時の苦悩も多い
大きめの箱には、コレクションフィギュアではお馴染みの全てのフィギュア紹介と集合写真がのっている

 今回フィギュアになったのは「Fate/stay night」からは“セイバー”と“遠坂 凛”、「月姫」からは“アルクェイド・ブリュンスタッド”と“シエル”、“蒼崎 青子”、そしてゲームではなく小説である「空の境界」から、“両儀 式”の合計6人。原型製作は、“セイバー”と“遠坂 凛”が河原 隆幸氏、“アルクシェイド”が稲垣 洋氏、“シエル”と“蒼崎青子”がみら氏、“両儀 式”が西村 直起(Pilot)氏と4人が行なった。

 チョイスされているキャラクターは、どの作品でも重要なポジションのヒロインばかり。まさにTYPE-MOONを彩るヒロインが集まっているといえる。すべてのヒロインが揃うことはかなわなかったが、選ばれた6体のフィギュアは、かなり丁寧な作り。表情も生き生きとしており、ポーズの躍動感も十分と完成度の高い一品だ。
 ショップでの注目度も高く、“箱買い”する人の姿も取材中に確認できた。コレクションフィギュアとしては外箱が大きいこともあってか、棚への陳列量が少なく補充作業も忙しそうだった。箱で購入しても8個入りとそれほど数が多くないのもポイントだ。

 「Fate/stay night」は、以前も同シリーズからフィギュアが登場した際に軽く紹介したが、伝奇活劇ビジュアルノベルというジャンルにTYPE-MOONが分類している作品。主人公がサーバントを従えるマスターとなり、他の6人の魔術師と「聖杯」を巡る戦いに巻き込まれていくストーリーだ。今回フィギュアになった“セイバー”は、このサーバントであり、“遠坂 凛”は主人公に味方するマスターである。どちらもメインヒロインだ。

 一方「月姫」は、TYPE-MOONという存在を世に知らしめた本格伝奇ビジュアルノベル。同人ソフトの新時代を作り上げたタイトルの1つとも言えるだろう。2000年の提供開始から、ファンディスクやアペンドディスクなどの進化し色々な姿を見せてきた。ストーリーは、ある事件からモノの壊れやすい線を「死の線」として知覚できる特殊能力をもった主人公が、吸血鬼を巡る戦いに巻き込まれていくというもの。今回フィギュアになった“アルクェイド”は吸血鬼であり、“シエル”は主人公の学校の先輩でると同時にカトリック聖堂教会の異端審問の代行者でもある。どちらもメインヒロインといえるキャラクターなのに対して、“蒼崎青子”は主人公に能力の制御方法を与えた先生で作中での出番も少ない。

 また「空の境界」は、同人誌として発行され後に商業誌かされた小説で、「月姫」や「Fate/stay night」のシナリオライターである奈須きのこ氏の作品だ。劇場映画化も決まっており、今後も期待の作品だ。“両儀 式”は主人公であり、月姫の主人公と同様の「死の線」を見られる特殊能力を持っている。

店頭で展示されていたシエル先輩。残念ながらカレーは付いていなかったがカッコイイ戦闘モードで、お馴染みの武器と一緒にフィギュア化されている

【取材協力】

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