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NECインフロンティア、IPテレフォニーシステム“Aspire”を機能強化

2007年01月10日 22時55分更新

文● 編集部

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NECインフロンティア(株)は10日、同社が提供するIPテレフォニーシステム“Aspire(アスパイア)”の機能を強化したと発表した。強化された機能は、KDDI(株)の無線LAN対応携帯電話機『E02SA』の内線収容と、金融機関のATM/CDに設置する顧客向け電話システム“ガイドホン”機能の2つ。同社は機能強化版“Aspire”を15日から出荷する。併せて構内PHS端末の新機種として、『IP1D-8PS』を発表した。

『IP1D-8PS』『IP1D-8PS』

今回強化された“Aspire”の機能は、以下の2点。

KDDIの無線LAN対応携帯電話機『E02SA』の内線収容
E02SAを“Aspire”の端末としてシステムに組み込むことにより、オフィス内では内線モバイル端末として、オフィス外ではau携帯電話機として使用できる。“Aspire”とE02SAの接続には、同社独自の音声優先制御技術を用いたQoS無線LANアクセスポイントを使用する。
“ガイドホン”機能の追加
金融機関のATM/CDに設置され、顧客が問い合わせを行なうために使用する電話システム“ガイドホン”の機能を“Aspire”に追加。これにより、従来それぞれ別に設置する必要があったガイドホンシステムと構内電話交換システムを一本化でき、管理コスト/回線コストを削減できるという。また“Aspire”は最大256台(低価格版のシステム“Aspire S”では24台)まで呼び出し電話機を接続できるため、複数のガイドホンシステムが必要だった大型のATM/CDコーナーでもワンシステムで対応可能だという。

“Aspire”の参考価格は、16ボタン標準漢字電話機×40台、QoS無線LANアクセスポイント×4台、E02SA×4台、3時間停電対応バッテリーの構成で、日本電信電話(株)のINS回線×4本と、KDDIのIP電話サービス“KDDI-IPフォン”への加入を含め、約380万円(工事費別)。

『IP1D-8PS』は、従来機種『IP1D-6CPS-E』では6ボタンだったファンクションキーを8ボタンに増やし、上下左右スクロール/決定操作が行なえる“JOGキー”を追加したのが特徴。また人間工学に基づいたデザインを採用し、自然に本体に指が添えられるようにしたという。

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