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日立GST、HDDメーカー各社による新アライアンスを設立――ハイブリッドHDD技術の普及推進

2007年01月05日 23時32分更新

文● 編集部

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(株)日立グローバルストレージテクノロジーズは5日、韓国サムスン電子(Samsung Electronics)社、米シーゲイト・テクノロジー社(Seagate Technology LLC)、(株)東芝らハードディスクドライブメーカーと共同で、“ハイブリッドストレージアライアンス(Hybrid Storage Alliance)”を設立したと発表した。

同アライアンスは、フラッシュメモリー(フラッシュディスク)とHDDを組み合わせたハイブリッドHDD技術によるノートパソコンの性能向上と、HDD市場へのハイブリッド技術の採用を加速させる目的で設立された。

ハイブリッドHDD技術は、ノートパソコン向けのHDD技術で、従来のHDDより動作が速く、耐久性が高く、省電力であるのが特徴。特にWindows Vistaがインストールされたノートパソコンは、VistaのハイブリッドHDD制御機能“Windows ReadyDrive”により、ハイブリッドHDDの利点をフルに利用できるという。

通常パソコンを起動する際、HDDのディスク(円盤)が回転し起動を始めるが、ハイブリッドHDDを搭載したパソコンはフラッシュディスクから起動を始めるため、HDDの回転の時間を短縮できる。同様に休止状態からの復帰時も、良く使うデータをフラッシュディスクに格納することにより、復帰時間が短縮できる。他にもHDDの円盤を回転させないことで、消費電力の低減や、HDDの信頼性/耐久性を高められるという。

アライアンスでは今後、現地時間の6日から米国ラスベガスで開催されるカンファレンス“Storage Visions 2007”において、ハイブリッド技術と製品のデモンストレーションを予定しているという。

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