2007年 年頭所感
イノベーションを通じて飛躍する年
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| 代表取締役社長の大歳卓麻氏 |
謹んで新年のご挨拶を申しあげます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申しあげます。
日本の景気拡大は「いざなぎ景気を超えた」と言われていますが、お会いする経営者の方々は口々にさらなる企業変革による持続的な成長への意欲を語られます。そして、自社の競争優位を確立するためには「イノベーション」が不可欠である、ということも多くの経営者の方々が強調されています。今やイノベーションは、急速に進展する経済のグローバル化のなかで、日本の企業、経済にとって、成長の最大の原動力であると確信いたしております。
弊社では昨年来、「お客様にイノベーションによって成功していただくための、最も信頼されるパートナーになる」ことを目指し、IT基盤のみならず、ビジネスの変革をご支援するコンサルティングやサービス、研究開発におけるプロセスの革新など、さまざまな分野でお客様の変革をご支援してまいりました。
また、IBMは「InnovationJam*」で選ばれた10のアイデアに、今後2年間で1億ドルを投資することを決定し、世界に価値あるイノベーションを生み出していくため、お客様やパートナー様との協業をますます発展させていきます。
弊社は本年6月17日に創立70周年を迎えます。創業以来、お客様とともにお客様のビジネスや業界そのものを一変するようなイノベーションを数多く生み出してきたことは私たち社員の誇りとなっております。これまで、永きにわたり、数多くの素晴らしいお客様に支えられてきたことに心より感謝いたします。
この節目の年にさらなる飛躍を遂げるべく、社員一人ひとりが変革に取り組み、高い価値のご提供を通して、お客様のイノベーションを全社をあげてご支援してまいります。
注）InnovationJam(イノベーションジャム)：
全世界のIBM社員とその家族、大学、ビジネス・パートナー、お客様企業67社を含む、104カ国、15万人以上が「これからの人類に必要となるイノベーション」について、インターネット上でアイデアを出し合った世界最大規模のブレーンストーミング。2006年の7月と9月の2回に分けて開催され、46,000件以上のアイデアが提案された。11月には、InnovationJamから生み出された10種類の新ビジネスを推進するため、今後2年間で1億ドルを投資することを決定した。
(用字用語は原文のまま)
