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CrossFireサポートのお買得系マザー!“AMD 480X CrossFire”を搭載する「M2A-MVP」がASUSTeKからデビュー!!

2006年12月27日 21時46分更新

文● 増田

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 ASUSTeKから今回が初登場となる新型チップセット“AMD 480X CrossFire”を搭載するSocket AM2対応マザーボード「M2A-MVP」が発売となった。その名の通りCrossFireをサポートする製品ながら、販売価格が安めとなるのが特徴だ。

480X CrossFire ポップ
合併に伴い“CrossFire Xpress 1600”改め“AMD 480X CrossFire”となって登場x8帯域とはいえCrossFire対応の安価なマザーボード。Socket AM2対応のATI系チップセット搭載マザーを待っていたユーザーにとっても注目の製品だ

 PC業界の2006年を振り返るうえで外すことのできないトピックといえば、そのひとつにAMDによるATI買収が挙げられる。合併後の両社の間では既存のブランドネーム統合が進められており、今回登場した新型チップセット“AMD 480X CrossFire”も、もともとATI時代には“CrossFire Xpress 1600”という名称が付けられていたものだ。もっとも国内では“CrossFire Xpress 1600”の上位モデル“CrossFire Xpress 3200”を搭載するSocket AM2マザーボードは数種類販売されているが、今回の“CrossFire Xpress 1600”もとい“AMD 480X CrossFire”を採用する製品は初登場となる。なお、上位モデル“CrossFire Xpress 3200”も当然ながら名称変更されており、新たに“AMD 580X CrossFire”という名が与えられている。
 さて“AMD 480X CrossFire”だが、“AMD 580X CrossFire”との最大の違いはCrossFire時のサポートレーン数となる。フルサポートとなる“AMD 580X CrossFire”に対し“AMD 480X CrossFire”ではx8でのサポートとなり、その分価格を抑えたのがウリ。組み合わされるSouth bridgeは既存の“SB600”となる。

M2A-MVP I/O部
「M2A-MVP」の主な仕様は、拡張スロットがPCI Express x16×2、PCI Express x1×2、PCI×2でDDR2 DIMM×4(DDR2-533/677/800、最大8GB)という構成。6chサウンドやギガビットイーサネット、IEEE1394、Serial ATA II(RAID対応)×4、IDE×1などを装備する

 「M2A-MVP」の主な仕様は、拡張スロットがPCI Express x16×2、PCI Express x1×2、PCI×2でDDR2 DIMM×4(DDR2-533/677/800、最大8GB)という構成。オンボードインターフェイスには、6chサウンド(SPDIF同軸出力端子裝備)、ギガビットイーサネット(Marvell/88E8001)、IEEE1394(VIA/VT6308P)、Serial ATA II(RAID対応)×4、IDE×1などを装備する。
 価格はアーク、TSUKUMO eX.、ドスパラ秋葉原本店、T-ZONE.PC DIY SHOPの4店舗共通で1万3480円となっているほか、高速電脳やスリートップ2号店にも入荷予定。x8帯域とはいえCrossFire対応の安価なマザーボードの登場で、苦戦するビデオカード市場において少しでも追い風になることに期待したい。加えてSocket AM2対応のATI系チップセット搭載マザーを待っていたユーザーにとっても注目の製品となるだろう。

拡張スロット MVP Switch Card
CrossFire時のサポートレーン数はx8となるどこかで見たような“MVP Switch Card”なるものが付属。環境に合わせて空きスロットに挿す必要がある
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