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三菱電機、ビジネス向けパソコン“apricot”のvPro対応モデルを発売

2006年12月14日 18時41分更新

文● 編集部

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三菱電機(株)は13日、ビジネス用パソコン“apricot(アプリコット)”の新機種として、米インテル社の企業向けクライアントパソコン用プラットフォーム“インテル vPro テクノロジー”対応モデルを選択できるデスクトップパソコン“apricot CX E3シリーズ”のほか、デスクトップパソコン“apricot CX R4シリーズ”とノートパソコン“apricot AL R7シリーズ”を発売すると発表した。“apricot AL R7シリーズ”は14日、“apricot CX E3シリーズ”“apricot CX R4シリーズ”は2007年1月10日に受注を開始する。いずれもBTOに対応し、価格は“apricot CX E3シリーズ”が10万3950円から、“apricot CX R4シリーズ”が9万3450円から、“apricot AL R7シリーズ”が15万5400円から。

“apricot CX E3シリーズ”
“apricot CX E3シリーズ”

今回発表された3機種は、ビジネス用途向けにさまざまなセキュリティー機能を搭載するのが特徴。BIOSにパスワードを設定することでシステムの起動を制御する“BIOSスーパーバイザー/ユーザーパスワード”機能やFDD/シリアルポート/パラレルポート/USBポートなどの有効/無効化設定が行なえる“I/Oロック”機能、HDDへのアクセスをパスワードで制御する“ハードディスクパスワード”機能などを搭載する。ファイル暗号/メール暗号ツール“EASYCRYPT”も付属する。別売オプションとして“指紋照合デスクトップツール”や“FeliCaポート”も追加できる(“apricot CX R4シリーズ”はオプションで内蔵FeliCaポートを搭載可能)。

“apricot CX E3シリーズ”は、チップ内にパスワード情報を格納できるTPM(Trusted Platform Module) v1.2準拠のセキュリティーチップを搭載するデスクトップパソコンのハイエンドモデル。CPUに米インテル社のCore 2 Duo E6700-2.66GHzを搭載した『CX26AEZ-1』、Core 2 Duo E6400-2.13GHzの『CX21AEZ-1』、Core 2 Duo E6300-1.86GHzの『CX18AEZ-1』、Celeron D 331-2.66GHzの『CX26XEZ-1』をラインアップする。Core 2 Duo搭載モデルはvProに対応する。チップセットにグラフィックス機能を内蔵したIntel Q965 Expressを搭載し、グラフィックスチップに米エヌビディア(NVIDIA)社のGeForce 6200 with TurboCacheの追加も可能。 メモリーは最大2048MB、HDDは最大160GB×2(シリアルATA、毎分7200回転、S.M.A.R.T.機能対応、RAID 1に対応可)を搭載できる。 光ドライブはCD-ROMドライブ/DVD-ROMドライブ/DVD-ROMコンボドライブ/片面2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R書き出し8倍速/DVD-RAM書き換え5倍速など)のいずれかを選択できる。

インターフェースは、USB 2.0×6(前面2、背面4)、10/100/1000BASE-T、シリアル、パラレル、PS/2×2、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)、マイク入力、ライン入力、ライン出力、ヘッドホン出力などを装備する。拡張スロットはLow ProfileのPCI Express x16、PCI(ハーフ)×2を搭載。FDD、モノラルスピーカーも内蔵する。

本体サイズは幅88×奥行き327×高さ345mm(突起部、スタビライザーを除く)、重量は約9.0kg。OSはWindows XP Professionalをプレインストールし、オフィスアプリケーションとしてOffice Personal Edition 2003も選択できる。PS/2キーボードとPS/2スクロールマウスが付属する。 最小構成価格は、『CX18AEZ-1』に256MBのメモリー、80GBのHDD、光ドライブはCD-ROMドライブを搭載し、GeForce 6200 with TurboCacheなし、Office Personal Edition 2003なしで13万2300円。同じ構成の『CX26XEZ-1』が10万3950円。

“apricot CX R4シリーズ”は、デスクトップパソコンのエントリーモデル。CPUに米インテル社のPentium 4 531-3GHzを搭載した『CX30VRZ-1』とCeleron D 331-2.66GHzを搭載した『CX26XRZ-1』をラインアップする。チップセットにグラフィックス機能を内蔵したIntel Q963 Expressを搭載し、メモリーは最大2048MB、HDDは最大80GB(シリアルATA、毎分7200回転、S.M.A.R.T.機能対応)を搭載可能。光ドライブはCD-ROM/DVD-ROMコンボドライブ/片面2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R書き出し16倍速/DVD-RAM書き換え12倍速など)のいずれかを選択可能。

インターフェースは“apricot CX E3シリーズ”と同じ。拡張スロット(Low Profile)はPCI×2を搭載する。FDDも搭載する。

本体サイズは幅98×奥行き385×高さ343mm(突起部、スタビライザーを除く)、重量は約9.7kg。OSはWindows XP Professionalをプレインストールし、オフィスアプリケーションとしてOffice Personal Edition 2003も選択できる。PS/2キーボードとPS/2スクロールマウスが付属する。 最小構成価格は、『CX30VRZ-1』に256MBのメモリー、40GBのHDD、光ドライブはCD-ROMドライブを搭載し、Office Personal Edition 2003なしで10万2900円。同じ構成の『CX26XRZ-1』が9万3450円。

“apricot AL R7シリーズ”
“apricot AL R7シリーズ”

“apricot AL R7シリーズ”は、TPM v1.2準拠のセキュリティーチップを搭載するほか、オプションで内蔵FeliCaポートの搭載も可能なノートパソコン。CPUに米インテル社のCore 2 Duo T2500-2GHzを搭載した『AL20ER-1』、Core 2 Duo T2300E-1.66GHzの『AL16ER-1』、Celeron M 430-1.73GHzを搭載した『AL17MR-1』をラインアップする。 チップセットにカナダATIテクノロジーズ(ATI Technologies)社のグラフィックス機能を内蔵したRadeon Xpress 1250を搭載し、メモリーは最大1280MB、HDDは最大80GB(シリアルATA、毎分5400回転、S.M.A.R.T.機能対応)を搭載できる。 光ドライブは光ドライブはCD-ROM/DVD-ROMコンボドライブ/片面2層書き込みのDVDスーパーマルチドライブ(DVD±R書き出し8倍速/DVD-RAM書き換え5倍速など)のいずれかを選択可能。ディスプレーは、1400×1050画素(SXGA+)/1677万色表示の15インチ液晶パネルまたは1024×768画素(XGA)/1677万色表示の15インチ液晶パネルを選択できる。

インターフェースは、USB 2.0×5、PS/2、10/100/1000BASE-T、シリアル、パラレル、アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)、S-Video出力、マイク入力、ライン出力/ヘッドホン出力などを装備し、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g準拠)の追加も可能。拡張スロットはPCカードスロット(Type I/II)×2を備えている。ステレオスピーカーも内蔵している。

本体サイズは幅333×奥行き277×高さ39.8mm、重量は約3.6kg。電源は内蔵ニッケル水素バッテリーまたはACアダプターを利用し、バッテリー駆動時間は『AL20ER-1』『AL16ER-1』が約1.5時間、『AL17MR-1』が約1.0時間(JEITA測定法1.0)。OSはWindows XP Professionalをプレインストールし、オフィスアプリケーションとしてOffice Personal Edition 2003も選択できる。 最小構成価格は、『AL16ER-1』に256MBのメモリー、40GBのHDD、光ドライブはCD-ROMドライブを搭載し、無線LANおよび内蔵FeliCaポートなし、Office Personal Edition 2003なしで18万7950円。同じ構成の『AL17MR-1』が15万5400円。

なお同社では、Windows Vistaへの対応に関しては未定としている。

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