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メディアスティック、携帯電話を利用したフィッシング対策ASPサービスの提供を開始

2006年12月13日 22時32分更新

文● 編集部

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メディアスティック(株)は13日、携帯電話機のQRコード読み取り機能を使ったフィッシング対策ASPサービス“フィッシングサイトチェックASPサービス”の提供を同日付けで開始した。通信販売サイトなどを運営する企業向けに有償で提供する。

“MSコード”を携帯電話機で読み取る様子
“MSコード”を携帯電話機で読み取る様子

“フィッシングサイトチェックASPサービス”は、ウェブサイトを運営する企業が暗号化されたQRコード“MSコード”をウェブサイトに掲載し、ウェブサイトを利用するエンドユーザーに携帯電話機で“MSコード”を読み取ってもらうことで、そのウェブサイトが本物であることをエンドユーザーが確認できるサービス。

エンドユーザーがウェブサイトに掲載された“MSコード”を携帯電話機のカメラで読み取ると、同社のサーバーへリンクするURLが表示される。それをクリックすると、あらかじめエンドユーザーが登録しておいた“合言葉”と企業が同社に登録した本来のURLが表示される。正しい合言葉が表示され、かつURLがエンドユーザーが閲覧しているウェブサイトのURLと同じであれば、エンドユーザーはそのサイトが本物だと確認できる仕組みとなっている。なおエンドユーザーに認証を行なってもらうには、エンドユーザーがあらかじめ“合言葉”を同社のサーバーに登録している必要がある。

“MSコード”はエンドユーザーがアクセスを行なうたびに同社の“MSコード生成サーバ”で生成されるため、偽造は不可能だという。またエンドユーザーが携帯電話機で認証を行なうと、ウェブサイトに表示されている“MSコード”がメディアスティックのロゴマークもしくはウェブサイトを運営する企業のロゴマークに変化するようになっているため、エンドユーザーは二重の確認が行なえる。

同サービスには、認証後に表示されるロゴマークがメディアスティックのロゴとなる“メディアスティックロゴ・バージョン”と、自社のロゴを使用できる“自社ロゴ・バージョン”の2種類がラインアップされている。“メディアスティックロゴ・バージョン”は個人情報を登録しているユーザー数が10万ユーザー未満のウェブサイトを運営する企業向けに提供され、初期導入費用が18万円。年間利用料は無料だが、1年ごとに登録更新(費用は18万円)が必要。“自社ロゴ・バージョン”は、初期導入費用は無料。年間使用料は、10万ユーザー未満で120万円、30万ユーザー未満で240万円、無制限の場合480万円となっている。

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