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無線LANアクセスポイントを共有する“FON”用のルーターが九十九電機で独占販売開始!

2006年12月08日 23時17分更新

文● 北村

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 FON専用の無線LANルーター「La Fonera(ラ・フォネラ)」が九十九電機各店で発売された。“FON”(フォン)とは、個人などの無線LANアクセスポイントを共有するプロジェクト。FONを導入してアクセスポイントを公開すれば、 FONユーザーが提供するアクセスポイントを無料で使用できるというもの。

「La Fonera(ラ・フォネラ)」
FON専用の無線LANルーター「La Fonera(ラ・フォネラ)」

 FONコミュニティーに参加する人を“Fonero(フォネロ)”と呼び、この“Fonero”はさらに“Linus(ライナス)”、“Bill(ビル)”、“Alien(エイリアン)”の3つのタイプに分類される。“Linus”は、自分のFONアクセスポイントを無料で提供し、代わりに他人のFONアクセスポイントを無料で使用できる。“Bill”は、FONアクセスポイントを有料で提供し、報酬を受け取れるが、自分が他人のアクセスポイントを利用する場合は使用料がかる。“Alien”は、自分のFONアクセスポイントを提供せず、使用料を払って他人のFONアクセスポイントを利用する。なお、日本では現在のところ“Linus”での登録のみとなる。
 本製品を起動すると、“FON_AP”と“MyPlace”の2つのアクセスポイントが表示される。“FON_AP”は、外部に提供するアクセスポイントとなる。家庭内のネットワークにはアクセスできないため、安心してアクセスポイントを提供できる。もう1つの“MyPlace”は、家庭内で無線LANを使うためのアクセスポイントで、こちらはWPAによる暗号化が可能だ。
 無線LANの対応規格は、IEEE 802.11b/g。本体サイズは93.5(W)×70(D)×25.5(H)mm、重量は95g。主な付属品はACアダプタ、LANケーブルなど。価格はTSUKUMO eX.とツクモケース王国で1980円。

ルータ FON2100E
LANケーブルとACアダプタを接続し、FONのサイトでユーザー登録を行なうだけで利用できる。秋葉原の喫茶店に普及すれば非常に便利になりそうだ
【取材協力】

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