(株)ジャストシステムは6日、XBRLに対応した財務データから貸借対照表や損益計算書などを含む財務諸表の作成を自動的に行なえる金融向けシステム“xfy XBRL Solution”を2007年3月に発売すると発表した。価格は1サーバー20クライアントで1800万円から。
“xfy XBRL Solution”は、XBRL 2.1に準拠した財務データを作成/管理できるシステム。XBRL(eXtensible Business Reporting Language)形式に基づいて、財務報告書などを自動的に生成するレポーティング機能のほか、複数の財務報告書や年次ごとの決算短信などを比較する際に、主要な内容を抽出する分析機能を搭載しているのが特徴。“ウォーターフォール型”ではなくシステムを稼動しながらユーザーの評価の結果をもとに機能の改善/追加を行なえる“プロトタイピング型”に対応しており、システム構築後も修正や追加などの柔軟な対処が行なえるという。
サーバー機能として、作成した財務文書をXMLデータベースに蓄積する“XML Object Repository”機能のほか、国際標準(XBRL CS/FRTA CS/FRIS CS)に基づいた、XBRLデータの検証技術“Validation機能”を搭載している。
