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即完売ながら、平穏無事なWiiのローンチ――ビックカメラ有楽町店は3000台を販売予定

2006年12月02日 12時09分更新

文● 編集部 小林久

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任天堂(株)の次世代ゲーム機『Wii』(ウィー)が2日、発売された。これを受け、(株)ビックカメラは東京・有楽町の“ビックカメラ有 楽町店”で“発売カウントダウンセレモニー”を開催した。

発売直前の様子
発売イベントの様子。列はビックカメラの店舗の側道から東京国際フォーラムに続いていた

Wiiの販売は午前7時に開始。事前予約を行なっていた購入客の一部と、当日の並び客を含めて約3000台が販売された。ビックカメラでは事前予約ぶんだけで7000台の出荷を行なうという。

3週間前に『プレイステーション 3』が発売された際には、大混乱になった同店舗だが、今回はそれとはうってかわって整然としたムード。列は正面のホワイエから、店舗の側道に沿って伸び、道をまたいで隣接する東京国際フォーラムの先の先まで伸びていた。

列(1)できたながーい行列
列(2)
店舗の側道では入りきらず、横断歩道を渡り
列(3)東京国際フォーラムの横を延々と抜け
列(4)
ようやく最後尾に到達した

店側の説明では、列に並んだ客の数はざっと2000名。列の最前列に並んだ男性客3人は一昨日の閉店後(午後10時ごろ)から待機していたという。現地に駆けつけた編集者のひとりは、並び客の数は前日の22時時点では50人程度とそれほど多くはなかったが、夜の間にみるみると増えていったと話す。最後尾に並んだ女性は、2日の午前6時前に現地に到着。「間に合って良かった! こんなに集まっているとは思わなかった。ビックリです」と驚きの様子だった。

Wiiのリモコンになっている人Wiiのリモコンになっている人
毛布にくるまるひと毛布にくるまるひと

店側の対応もよかった。店員を多めに配置し、早い段階から番号札を手際よく配布。列の誘導もスムーズに行なわれていた。

客層に女性が多かったのも特徴だ。彼女たちは「カンタンに楽しめそう」と口を揃える。自分ひとりで遊ぶだけではなく、「子供や兄弟と一緒に楽しみたい」と話す人も多かった。Xbox 360やPS3に比較すると、スペック面で一歩譲るWiiだが、本体に加速度センサーを仕込んで剣やラケットの操作が行なえる“ヌンチャクコントローラー”や、ファミリーコンピュータ、メガドライブ、Nintendo 64、PC Engine用に開発された往年の名タイトルが楽しめる“バーチャルコンソール”などは、ゲームの楽しさを改めて思い出させてくれる注目機能である。

一番にWiiを手にした男性
カウントダウン会場で、一番にWiiを手にした男性

カウントダウンには、事前予約を行なった人の中で、一番最初に列に並んだ男性が参加。「4年ぶりの新作となったゼルダを楽しみたい」と熱っぽく語っていた。小山在住だが、当日は都内の友人宅から始発に乗って店舗にやってきたのだとという。

なお、カウントダウンイベントにはサプライズゲストとして、かつては任天堂とライバル関係にあった(株)セガの人気キャラクター“ソニック”が登場。イベントに花を添えていた。

ソニックも駆けつけたイベントにはソニックも駆けつけた。マリオは?

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