このページの本文へ

力強いまなざしと持てる力を出し切る「リリカルなのは」はいかが?

2006年11月25日 12時02分更新

文● 師 忍

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 TVアニメ「魔法少女リリカルなのはA's」の「高町なのは」をコトブキヤがPVC着色済みモデルで発売した。原型製作者は森川裕光氏で、スケールは1/7。店頭での販売価格は5000円前後だ。

パッケージに入った状態では、さすがにレイジングハートを装備していない。横に立てて入っているのは確認できる後ろから見たポーズ。スカートだけでなく、制服のおなかあたりから膨らんでいるのもいい

 この“魔法少女リリカルなのは”シリーズは、もともとivoryが2000年12月に発売した美少女ゲーム「とらいあんぐるハート3 ~Sweet Song Forever~」にあった劇中劇がスタート。しかも劇中劇といっても、実際に登場したのはほんのわずかだ。その後2001年6月に発売した「とらいあんぐるハート3 リリカルおもちゃ箱」で、ミニシナリオになったという経緯がある。そのミニシナリオがさらに発展して、2004年に1作目となる「魔法少女リリカルなのは」が10月より放映された。今回フィギュアになった「魔法少女リリカルなのはA's」は、TVアニメ第2期目となる作品だ。1シリーズから続く世界観で主人公などもそのまま継続、半年後の世界を描いた。また第3期のTVシリーズも制作が決定している。TVアニメ以外にもCDや小説、コミックなどでの展開も行なわれている。“とらいあんぐるハート”シリーズは美少女ゲームだが、“魔法少女リリカルなのは”は正当派魔法少女モノ。もちろんTV放映していたので全年齢対象の作品だ。

武器を構えた正面から。レイジングハートの先をしっかりと見ていることがよくわかる愛らしさと力強さを醸し出すのは、大きな瞳。また結んだ口も表情を引き締めている

 同シリーズは、小学3年生の少女“高町なのは”が主人公。魔法のデバイス“レイジングハート”と出会ったことで、魔法少女となり敵と戦うことになる魔法少女アクションストーリーだ。1作目では異世界の遺産“ジュエルシード”を巡り闘いを繰り広げたが、2作目では禁断の魔法書“闇の書”を巡る事件に関わっていくこととなった。
 今回の作品の造形を見ると、スカートの翻り方は空中戦。構えている槍状の武器は、魔法のデバイス“レイジングハート・エクセリオン”の中でも出力リミッターを解除して最大の攻撃力を発揮するようにし、瞬間突撃システム“A.C.S(Accelerate Charge System)”を展開した状態だ。このモードでの攻撃は、突撃により相手の防御を突破し相手の内側に攻撃をしかけるという一撃必殺技。それ故に、構えるなのはの表情も、立ち向かおうという決意の表情が現れた力強いまなざしとなっている。まさに12話のラストバトルにて必殺技“スターライトブレイカー”を放つシーンを思い出させてくれる。しかし一番の魅力は、愛らしさと力強さの共存した表情ではないだろうか。

レイジングハート展開部のアップ足下の台座も魔法陣なっているのがポイントスカートの奥に、ちらりと見えています
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ