トレンドマイクロ、パソコン検疫システム用アプライアンス『Trend Micro Network VirusWall Enforcer 2500』を発売
2006年11月20日 23時50分更新
トレンドマイクロ(株)は20日、ウイルス対策が施されていなかったりネットワークに登録されていないクライアントパソコンのネットワーク接続を防止する“パソコン検疫システム”用アプライアンスとして、『Trend Micro Network VirusWall Enforcer 2500』の販売を12月12日に開始すると発表した。同時アクセスユーザー数によって5種類があり、価格は250人で195万円(税別)、500人で299万円(税別）など。
 |
|---|
| 『Trend Micro Network VirusWall Enforcer 2500』の外観 |
『Trend Micro Network VirusWall Enforcer 2500』は、既存ネットワークの構成を変更したり、クライアントパソコンにエージェントソフトをインストールしたりせずに導入できるのが特徴。管理機能を内蔵するため、従来機種で必須だった統合管理ソフト『Trend Micro Control Manager』なしでも導入できる。
検疫機能は、100以上の同社以外のウイルス対策ソフトとそのパターンファイルの判別機能や、接続したクライアントのレジストリー検索によるアプリケーション規制機能を追加するなどの強化が行なわれた。ウイルス対策ソフトが施されていないクライアントをゲストユーザーとして接続する必要がある場合には、自動的にリアルタイム検索ツールをインストールし、クライアントが接続されている間一時的にウイルス対策を行なうことも可能。
 |
|---|
| 『Trend Micro Network VirusWall Enforcer 2500』の導入イメージ |
『Trend Micro Network VirusWall Enforcer 2500』のハードウェアは、CPUにXeon-2.8GHz×2、メモリーは1GB、インターフェースは10/100/1000BASE-T×5とシリアル(RS-232C)を搭載する。本体サイズは幅425×奥行き620.6×高さ43.2mm(1U)、重量は9kg。消費電力は450W。
なお同製品は、同社の販売パートナー/サービスパートナーを通じて販売およびサービスの提供を行なう。販売パートナー/サービスパートナーは、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)、ソフトバンクBB(株)、東芝情報システム(株)、ネットワンシステムズ(株)、(株)ネットワールド、(株)富士通ビジネスシステム、丸紅ソリューション(株)の予定。同社では今後1年間で5億円の販売を目標としている。また2007年5月には、小規模ネットワーク向けの『Trend Micro Network VirusWall Enforcer 1200』の発売も予定しているという。
