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EC研究会、“第10回 日本オンラインショッピング大賞”を発表

2006年11月20日 20時56分更新

文● 編集部 若林健太

BtoCを中心に電子商取引の発展を推進する非営利団体“EC研究会”は17日、オンラインショッピングサイトを表彰する“第10回日本オンラインショッピング大賞”(OLS大賞)の授賞式を行なった。またOLS大賞の部門賞から独立した“第3回 日本ブロードバンドビジネス大賞”(BBB大賞)、“第2回 ユビキタスジャパン・グランプリ”(UJG大賞)、“第4回 三石玲子賞”、“第1回 ウェブ2.0ビジネス大賞”、“第1回 日本検索経済大賞”の表彰式も併せて行なわれた。

日本オンラインショッピング大賞

OLS大賞は、利便性や顧客満足度、独自性などを基準に、インターネット上で商品/サービス/コンテンツを販売している企業や団体、個人を表彰するもので、今回で10回目を迎える。主催はEC研究会が母体となる“日本オンラインショッピング大賞実行委員会”(委員長 東京工科大学学長 相磯秀雄氏)で、共催は日本電気(株)およびオイシックス(株)。

“RMドロップシッピング”を運営するリアルコミュニケーションズの代表取締役社長・鈴木秀則氏
“RMドロップシッピング”を運営するリアルコミュニケーションズの代表取締役社長・鈴木秀則氏

第10回となる今回は、1031件の応募作の中から大賞以下5賞が選出され、大賞はドロップシッピングASPサービス“RMドロップシッピング”を運営する(株)リアルコミュニケーションズが受賞した。ドロップシッピングとは、販売事業者が受注のみを行ない、在庫管理/発送/決済を卸業者と運営会社が行なう販売方式で、アフェリエイトとは違いウェブサイトやブログの持ち主が自ら販売の主体となるのが特徴。誰でも簡単にオンラインショップを開けるようにしたことで電子商取引の拡大・発展に大きく貢献したと、高い評価を受けた。同社の代表取締役社長・鈴木秀則氏は「今年がeコマースの大変革の年になると考え、大急ぎでドロップシッピングの仕組みを構築した。2年後には商品点数を1000万点に増やしたい」と語った。

特別賞には、オンライン出前検索/注文サービス“出前館”を運営する、夢の街創造委員会(株)が選出された。6000店以上が加盟した実績と、支払方法の簡略化やポイント制度の採用などユーザーの利便性を図ったつくりが受賞の理由だという。

“最優秀大規模サイト賞”は、低価格な商品を多数揃えたうえ返品交換やアフターサービスも充実させ400万人以上の会員を獲得したとして、“ニッセンオンライン(Nissen On-line)”を運営する(株)ニッセンが受賞。

“最優秀中規模サイト賞”は、北海道産食品に特化した通信販売サイト“北海道・しーおー・じぇいぴー”を運営する(株)北海道・シーオー・ジェイピーが受賞した。リアルタイムランキングを採用したり1万件以上のユーザーの意見を掲載して顧客満足度の向上を図り、北海道特産品販売サイトの中で最大のアクセス数を獲得した点が評価された。

“最優秀小規模サイト賞(新人賞)”には“安心は、おいしさ 久野農園”を運営する久野農園の久野裕一氏が選出された。自家農園がインターネット上で直接販売を実現した実績に加えて、サイトから伝わってくる運営者のこだわりや暖かい人柄が審査員の共感を得たという。

“安心は、おいしさ 久野農園”を運営する久野裕一氏
“安心は、おいしさ 久野農園”を運営する久野裕一氏

久野氏は、10年前に東京から沖縄県の渡嘉敷島に移り住み農業を始めたが、島だけでは出荷する場所が限られているので、インターネットでの通販を考えついたという。「物を作っているけど売れないという人はいっぱいいる。そういう人にとってインターネットはすばらしいもの」と語った。

日本ブロードバンドビジネス大賞

子どもと共に式に出席したワーク・ライフバランスの小室淑恵さん
子どもと共に式に出席したワーク・ライフバランスの小室淑恵さん

BBB大賞は、ブロードバンドを利用した事業を展開しているウェブサイトの中から優秀なサイトを表彰する。応募・推薦34件の中から大賞に選ばれたのは、オンライン職場復帰支援サービス“アルモ(armo)”を運営する(株)ワーク・ライフバランス。「ブロードバンド環境をうまく活用して、働きやすい環境・復帰しやすい環境の実現に向けて大きく貢献した」のが受賞の理由だという。同社代表取締役社長の小室淑恵さんは、「労働力人口が減った今、育児をしたり、自分の生活を楽しみながら働いて成果を上げられる会社が求められている。アルモというサービスと通じてそれを実現したい」と語った。 特別賞は、医療・介護業界向け転職サイト“キャリアブレインネット”を運営する(株)キャリアブレインが受賞。医療業界で初めて動画による求人広告を導入し、8000件以上の掲載求人件数を集めたことが評価された。

ユビキタスジャパン・グランプリ

UJG大賞は、ユビキタス関連サービスを提供している優れた事例を表彰するもので、原則的にすでに事業化されたものが選考対象となる。応募・推薦38件の中から大賞を受賞したのは、広告サービス“アドローカル(Adlocal)”を運営する(株)シリウステクノロジーズ。携帯電話の位置情報を利用し、携帯サイトに表示される広告をユーザーがいる場所に応じて切り替えるシステムが高く評価された。

そして奨励賞には、子ども見守りシステム“メルロボ連絡帳”を共同で開発した日本電信電話(株)と日本電気(株)が、子どもの安全や保育を高いレベルで実現したとして選出された。これは子どもと一緒にいるロボットを通して、保護者が離れたところから子どもの様子を確認したりコミュニケーションを取れるシステム。ロボットは物語を読み聞かせたり、クイズを出題する機能なども備えている。

三石玲子賞

NPO法人かものはしプロジェクト共同代表の本木恵介氏
NPO法人かものはしプロジェクト共同代表の本木恵介氏

三石玲子賞は、2003年に亡くなったEC研究会のメンバーの三石玲子氏の業績を称えて設立されたもので、非営利のウェブサイトを中心に審査している。推薦32件の中から賞に選ばれたのは、村田早耶香さん、本木恵介氏、青木健太氏が共同代表を務める“NPO法人かものはしプロジェクト”。同団体ではカンボジアの児童虐待問題に取り組んでおり、現地の子どもたちの職業訓練などを行なうかたわら、その様子をウェブサイトで公開しており、その人道的な活動が高い評価を受けた。共同代表の本木恵介氏は「日本人にとって遠い存在だった国際教育を、Web 2.0的な仕組みを使ってもっと身近にしていきたい」と語った。

ウェブ2.0ビジネス大賞

エニグモの代表取締役CEOを共同で務める田中禎人氏(左)と須田将啓氏
エニグモの代表取締役CEOを共同で務める田中禎人氏(左)と須田将啓氏

ウェブ2.0ビジネス大賞は、Web 2.0的なウェブサイトやサービスを表彰するもので、応募・推薦作は43件。大賞に選ばれたのは、“バイマ(BuyMa)”と“プレスブログ”を運営する(株)エニグモ。バイマは、ユーザーが自分が見つけた商品を紹介して購入希望者を募ったり、ほかのユーザーがリクエストした商品を探し出して販売したりできるバイヤーサービスで、プレスブログは、メーカーが紹介する商品に関する記事を自分のブログに書くと謝礼がもらえるというクチコミ型広告サービス。いずれもWeb 2.0的なサービスとして高い評価を受けた。

同社の代表取締役CEOを共同で務める須田将啓氏は「このような権威のある賞をいただけて大変光栄」と喜びを語り、同じく代表取締役CEOの田中禎人氏は「これからも新しいビジネスを作って“ウェブ3.0ビジネス大賞”を狙いたい」と語り、会場を笑わせた。

また特別賞にあたる金獅子賞は、「Web 2.0時代の支援技術・支援ツールとして最大級の実力」を持っているとして、2台のパソコンのウェブブラウザーを同期させるアプリケーション“シンクプラス(Snyc+)”を開発した(株)シンクプラスが受賞した。

さらに功労者賞として、(株)ミクシィ取締役のバタラ・ケスマ(Batara Kesuma)氏が選出された。ケスマ氏はインドネシア出身で、留学生だった2003年にミクシィの前身である(株)イー・マーキュリーで働いていたときSNSを盛んに利用していた。同社社長の笠原健治氏はその様子を見て、mixiを思いついたという。その功績を称えて、功労者賞の授与となった。

日本検索経済大賞

日本検索経済大賞は、優秀な検索エンジンを表彰するもの。大賞を受賞したのは、“サグール(SAGOOL)”を運営するチームラボ(株)。独自のアルゴリズムを採用し、人間の主観や興味などを反映させた検索結果を表示させるサグールが高く評価された。特別賞は、モバイル検索サービス“エフルート(F★ROUTE)”を運営するビットレイティングス(株)が受賞した。受賞理由は、エフルートが携帯電話向けロボット検索サービスとして世界で初めてクラスタリング技術を活用し、月間110万人規模のユーザーを獲得したことだという。

実行委員長の相磯氏
実行委員長の相磯氏

授賞式に先立って挨拶を行なった実行委員長の相磯氏は、「ハードウェアのインフラが整い、個人が情報を発信するようになって、多様なコミュニティーが形成されるようになった。このコミュニティーが社会にどう貢献するかが今後の課題だ」と語った。なお、各賞の受賞者は以下のとおり。

日本オンラインショッピング大賞

大賞名 サイト名 受賞者
大賞 RMドロップシッピング (株)リアルコミュニケーションズ
特別賞 出前館 夢の街創造委員会(株)
最優秀大規模サイト賞 ニッセンオンライン (株)ニッセン
最優秀中規模サイト賞 北海道・しーおー・じぇいぴー (株)北海道・シーオー・ジェイピー
最優秀小規模サイト賞(新人賞) 安心は、おいしさ 久野農園 久野農園(久野裕一)

日本ブロードバンドビジネス大賞

大賞名 サイト名 受賞者
大賞 アルモ (株)ワーク・ライフバランス
特別賞 キャリアブレインネット (株)キャリアブレイン

ユビキタスジャパン・グランプリ

大賞名 サイト名 受賞者
大賞 アドローカル (株)シリウステクノロジーズ
奨励賞 メルロボ連絡帳 日本電信電話(株)
奨励賞 メルロボ連絡帳 日本電気(株)

三石玲子賞

大賞名 サイト名 受賞者
三石玲子賞 NPO法人かものはしプロジェクト NPO法人かものはしプロジェクト

ウェブ2.0ビジネス大賞

大賞名 サイト名 受賞者
大賞 バイマ、プレスブログ (株)エニグモ
金獅子賞 シンクプラス (株)シンクプラス
功労者賞 バタラ・ケスマ

日本検索経済大賞

大賞名 サイト名 受賞者
大賞 サグール チームラボ(株)
特別賞 エフルート ビットレイティングス(株)
お詫びと訂正:掲載当初、“シンクプラス”のURLが誤っておりました。訂正するとともにお詫び申し上げます(2006年11月24日)

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