スイッチオン!
「早く内部を見せろ!」と興奮する編集部員をなだめ、まずは分解前に動作確認のためとりあえず電源を入れることになった。ちょっとゲームを楽しんだらすぐに分解しようということになったのだが……。
とりあえず電源を入れてみようということで、電源ボタンを押してみた。電源はタッチセンサーになっておりクリック感は全くない | これが初めてモニタに現れた画面。“コントローラをUSBで差して、PSボタンを押してください”とのこと。いきなりワイヤレスでコントローラが使えるわけではないようだ |
コントローラを差した後に日付などの各種本体設定を行ない、ついに起動画面を拝むことができた | 早速ゲームソフトを挿入。本体はスロットインタイプのドライブを採用している |
ゲームソフトを挿入すると、いきなりシステムソフトウェアのアップデートを促す画面が現れた。発売日にいきなりバージョンアップとは!! これを行なわないと、ゲームはおろかBlu-rayディスクの再生も出来なかった |
HDDはどこに?
HDDは本体側面(縦に置いた場合は底面)に収められている。“HDD”と書かれたプラスチックのカバーを外すと、2.5インチHDDのトレイが見える。青いネジをプラスドライバーで外したあと、右へスライドさせれば、引き抜けるようになっている。60GBモデルにはSeagate製の“Momentus 5400.2”シリーズの製品「ST96812AS」が採用されていた。
HDDは本体側面(縦に置いた場合は底面)に収められている | HDD”と書かれたプラスチックのカバーを外すと、2.5インチHDDのトレイが見える |
トレイごと引き出してHDDを交換できる | 内蔵されているのは、Serial ATA接続の2.5インチHDDだ |
消費電力は?
アイドル時の消費電力は、電源初投入時は164W前後だったが、しばらくメニュー画面で放置していたところ、内蔵ファンの回転数が上昇したのだろうか、175W前後まで消費電力が徐々に増えていった。試しにBlu-rayディスクを再生してみたところ、再生中は180W前後となった。さらにCPUやビデオカードに負荷をかけるべく、レースゲームの「RIDGE RACER 7」をプレイすると、消費電力は186~190Wとなり、ゲーム中にニトロを使用すると自車のスピードがアップすると共に、消費電力もそれに比例して2~3Wアップした。
また、室温25℃の部屋でPS3の温度を非接触温度計で計測したところ、排気口周辺などの熱をもつところでは49~51℃と表示された。実際に排気口を触ってみたところ、しばらく触っていると火傷しそうなほどの熱さだった。
アイドル時の消費電力は約175W、Blu-rayディスク再生時は約180W、「RIDGE RACER 7」プレイ中は186~190W前後となった | 室温25℃の部屋でPS3の温度を非接触温度計で計測したところ、排気口周辺などの熱をもつところでは49~51℃と表示された |
この後、編集部員全員が「RIDGE RACER 7」にハマってしまい、分解どころではなくなってしまったのは言うまでもない。気が付くとすでに4時間が経過している。PS3に断腸の思いで別れを告げ、いよいよ分解することとなった。