コニカミノルタ、ファクス機能搭載A4カラー複合機『magicolor2490MF』、PostScript 3互換のA4カラーレーザープリンター『magicolor2550』の2機種を発売

コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株)は7日、同社初となるファクス機能搭載でADF(オートドキュメントフィーダー)付きA4カラーレーザー複合機『magicolor(マジカラー)2490MF』を2007年2月上旬に、PostScript 3互換のA4カラーレーザープリンター『magicolor2550』を本日より発売すると発表した。価格は2490MFが17万8000円(税別)、2550が13万8000円(税別)。SOHOやSMB(中小規模ビジネス)をターゲットとしている。

『magicolor2490MF』

『magicolor2490MF』は、６月に発表した『magicolor2480MF』をベースにした機種で、同社初のファクス機能搭載機(レーザーをベースにした複合機として)。ファクス機能は“Super G3”に対応し、ネットワーク機能(10/100BASE-TX)を標準で搭載したのが特徴。従来機種同様、フルフロント機構を採用し、用紙補給/消耗品の交換/紙詰まり時の対応も、前面からのアクセスでまかなえる。スペックは『magicolor2480MF』とほぼ共通で、主な変更点としてメモリー容量が96MBから128MBへアップし、コピー時の最大解像度が600×600dpiに。インターフェースはEthernet(10/100BASE-TX)/USB2.0(Hi-Speed)を搭載し、対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP/Server 2003へ変更された点が挙げられる。

フルフロント機構		紙詰まりが起きた場合もこのように前面からローラー部がはずせる

ファクス部については、Super G3対応で伝送時間は3秒。最大原稿サイズは幅216×500mm。記録紙はA4/レター/リーガル。最大125ヵ所の順次同報通信や、最大250ページのメモリー代行受信が可能。短縮ダイヤルは100ヵ所で、ワンタッチダイヤルは9ヵ所。

『magicolor2550』

『magicolor2550』は、8月に発表した『magicolor2500W』『magicolor2530 DL』の流れを汲む機種。最大で9600相当×600dpiの解像度に対応し、ハード/ソフトの最適化により、高速＆高画質印刷を可能とする独自開発のプリント技術“Emperon(エンペロン)”を搭載する。“PostScript 3互換”にも対応したのが特徴で、ハードディスクキット(オプション)の装着により市販の“PSフォント”(日本語PSフォント含む)のダウンロードも可能。内蔵フォントはPSフォントとして日本語2書体(HG明朝/HGゴシック)と欧文フォント136書体/PCLフォントとして日本語2書体と欧文フォント80書体。他には、TOYO(東洋インキ)/DIC(大日本インキ化学工業)などの主要インクメーカーのインクを使用した“シミュレーション出力”機能も装備する。ファーストプリントはカラーで22秒(A4)、モノクロで13秒(A4)。用紙はA4から官製はがき、不定形(最大216×356mm)などに対応。給紙枚数は標準トレイが200枚、オプショントレイが500枚。排紙容量は200枚。

インターフェースはEthernet(10/100BASE-TX)/USB2.0(Hi-Speed)/双方向パラレル(IEEE1284準拠)を装備し、対応OSは、Windows 98 SE/Me/NT4.0/2000/XP/XP x64/Server 2003/Server 2003 x64、Mac OS 9.1以降/Mac OS X 10.2以降(Intelプロセッサ搭載Macintosh対応)/Linux。対応プロトコルはTCP/IP、IPX/SPX、NetBEUI、UDP、Ether Talk、SMB、NetBIOS、IPP1.1、SNMP、HTTP、HTTPS(PageScope Web Connectionの使用時のみ対応)。

本体サイズは幅430×奥行き395×高さ349mm。消費電力は最大1100W以下/動作時450W以下(カラー)もしくは600W以下(モノクロ)/待機時250W以下/節電モード27W以下。重量は約18kg(消耗品含む場合は約20kg)。

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