今週話題のタイトルとして登場したのがアクアプラスより発売になったプレイステーション2用ソフト「うたわれるもの -散りゆく者への子守唄-」。これは2002年4月にWindows用の美少女ゲームとしてリーフから発売されたAVG+シミュレーションRPG「うたわれるもの」をプレイステーション2に移植した作品だ。店頭での販売価格は、初回特典版が8200円前後、通常版が6300円前後となっていた。
店頭で流れているデモムービー。作品の重要な要素のキャラクターや音楽をしっかりと確認 |
盛りだくさんの初回限定版の特典内容。箱が大きいので、レジにて製品との交換となっていた |
元になったWindows版の「うたわれるもの」は成人向けゲームだが、本作は“CERO C”すなわち15歳以上を対象にした作品。シミュレーションRPGパートは、“サモンナイト”シリーズ等で知られるフライト・プランが開発に参加することで大幅にパワーアップ。またイベントやキャラクターも追加されて、Windows版ファンでも新たに楽しめる内容になっている。
舞台となるのは、木々に囲まれ自然溢れる世界。登場するのは、獣のような耳やしっぽをもつ亜人種だ。強力な肉体をもっていたり、特殊能力をつかえたりといった違いにより多数の種族が存在する。各種族は、耳やしっぽなどに特徴がある。そのような世界の小さな村で助けられた主人公「ハクオロ」が、藩主との戦い始めることになるところから物語は進んでいく。
元となった作品は2002年の発売と古いが、DVD版が2003年12月に発売されていたり、何よりもプレイステーション2版の制作にあわせて今年4月よりTVアニメが放映されていたことで、新たなファンが増えている。このTVアニメはUHF系列で深夜枠を中心に放映されており、9月末に最終話である26話を迎えたばかり。放送局によっては現在も放映されており、放映時の感想を持ったままゲームを楽しめること間違いなしだ。
今回のプレイステーション2版では、TVアニメのキャストが実際に声をあてたフルボイス仕様になっているのもポイント。オープニングはTV版のオープニングを歌ったSuaraさんが担当しているのもTVアニメから入るユーザーには、作品の統一性が感じられるだろう。
ソフマップ秋葉原本店では「予約している方も多かったですが、当日購入していく方も多いです。今年でも指折りのヒットタイトルなのは間違いないでしょう」とのこと。同店では初回限定版の特典アイテムも店頭で展示しているので、限定版の内容が気になる人はチェックしてみよう。
店先にブースを出して販売を行なっていたアソビットゲームシティでは、ゲームだけでなくDVD-BOXやグッズなども併せて販売していた。特にDVD-BOXは「うたわれるもの 章之二」が25日に発売となったばかり。このBOXは、通常版の3、4巻に加え、新作アニメや特典映像を収録した特典DVD「うたわれるもの余録 其之二」のDVD3枚組となっている。
こちらは通常版のパッケージ。ゲームを楽しみたいだけなら、コストパフォーマンスはこちらがイイ | 関連グッズも並べての店頭販売。よこでDVDの映像が流れており、アニメに惹かれる人も |