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【WPC TOKYOレポート Vol.4】ソリッドでスマートなW-SIM対応端末など2機種が登場

2006年10月18日 15時21分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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“Mobile×Styleパビリオン”に構えたウィルコムブース

“Mobile×Styleパビリオン”というテーマ展示コーナーに協力する形で参加した(株)ウィルコムは、W-SIM対応端末を前面に展示していた。中でも注目は本日発表されたばかりの新端末、ソリッドでシンプルなデザインのストレート端末『9(nine)』(型番:WS009KE)と、Express/34スロット用カード『WS008HA』だ。

製造元は、9(nine)が(株)ケーイーエス、WS008HAは(株)ハギワラシスコムで、いずれも最高204kbpsの高速版PHSデータ通信規格“W-OAM”に対応する。



9(nine)のブラックモデル ブラックとホワイトの2色
W-SIM対応端末の新製品、9(nine)のブラックモデルブラックとホワイトの2色が用意される

9(nine)は、ホワイトとブラックの2色が用意され、左側面のスライドスイッチがキーロックになるストレート端末。フルブラウザーに(株)ACCESSの“NetFront”(ネットフロント)を搭載し、会場では「驚くほど高速です。Javaの実行環境はないのですが、それにも対応できるほど高速なCPU、ARM-9を搭載しているためで、まだソフトチューニング前なのに速くて驚いています」(説明員)と自慢げに語っていた。

上部のカバーの中にW-SIM
上部のカバーを開けるとW-SIMが姿を見せる

上部カバーの内側にW-SIMを収納でき、POP3/SMTPのメールクライアントソフトを搭載。デジタルカメラや音楽/動画プレーヤー、Flash Playerなどの付加機能は搭載しない。12月中旬発売予定で、価格は新規契約が1万5000円程度、機種変更は2万円程度になる見込み。本体サイズと重量は、幅約40×奥行き11.5×高さ124mm/約67g。連続通話時間は約5.5時間、連続待ち受け時間は約500時間。

W-SIM通信アダプター“WS008HA”
あまり使い道のなかったExpress/34スロットに光明が!? W-SIM通信アダプター“WS008HA”

WS008HAは、256MBのフラッシュメモリーにドライバー/アプリケーションなどを搭載し、CD-ROMなどを使わずにセットアップが完了するExpress/34スロット用カード。Windows XP SP2とMac OS 10.4.4~10.4.8(Intel CPU搭載Macintoshを含む)に対応。本体サイズと重量は、幅34×奥行き105×高さ10.4mm/約21g(W-SIM除く)。通信時の消費電力は約370mA(4xパケット方式通信時)となる。価格は新規契約で9800円程度。

W-SIM対応の腕時計型ワンセグ端末
アサヒビールのキャンペーン商品として開発された、5000台限定の腕時計(と呼ぶには大きすぎるが)型ワンセグ端末。W-SIMを差すと腕時計型電話にもなる。市販されないのが残念でならない

このほか、アサヒビール(株)がキャンペーン用に開発したという腕時計型ワンセグTVも、W-SIM対応端末として展示されていた。これはW-SIMスロットを持ち、差すと電話ができるという。ただし5000台限定生産で、残念ながら一般販売はされないとのこと。

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