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イー・モバイル、新モバイル通信サービスなどを発表――新しいロゴは“愛”のある赤

2006年10月17日 21時10分更新

文● 編集部 橋本 優

イー・モバイル(株)は17日、2007年3月より開始を予定している、同社の移動体通信サービスについて新ブランドロゴマークを発表した。同時に東京・虎ノ門のホテルオークラで記者向け懇親会を開催し、現状の報告などを行なった。

千本 倖生氏
イー・モバイル(株)の取締役会長兼CEOの千本 倖生氏

懇親会では、昨日まで欧米諸国のイベントなどで講演を行なっていたという同社取締役会長兼CEO(最高経営責任者)の千本 倖生(せんもと さちお)氏が、携帯番号ポータビリティー(MNP)について口火を切った。同氏は海外では日本のMNPについてほとんど話題になっていないとし、「あんなに騒ぐことなのか」と疑問を呈した。

むしろ、同社がベンチャー的(どこからの庇護もなし)に日本国内で携帯電話事業に新規参入することのほうが、欧米諸国からは驚きととらえられており、海外のコンファレンスなどではそれに関する質問が相次いだという。話題はそこから日本の景気回復について展開し、過去12ヵ月において、日米のベンチャー企業の立ち上げ数を比較すると、日本が米国の10倍にもなる、という話を紹介。「まだまだ問題はある」としながらも「日本はここに来てすごく変わってきている」と、最近の日本の土壌がベンチャー企業の追い風になっているという見方を示した。

さらに同氏はIP電話サービス“Skype”(スカイプ)についても海外では議論が盛んに行なわれていると指摘。「(モバイルオペレーターは)いずれSkypeに支配される時代が来るだろう」と語った。

ブランドロゴ
イー・モバイルの新しいブランドロゴ

新しいロゴで“赤”を採用した理由ついては「(モバイルにかける)情熱・エネルギー・挑戦の力強さ」と「(音声通話だけではない)モバイル領域の無限の広がり」を表わしているという。さらに「モバイル端末への“愛”も込めて」バラの色である赤をチョイスしたという。ロゴのイメージについては、「人間の感性を刺激する斬新さ(シャープネス)を実現しつつ、使い心地を最も大事に(優しさ)考える」とし、直角と丸みを組み合わせたような形に仕上げたという。

2008年に音声サービス開始

種野晴夫氏
イー・モバイル代表取締役社長兼COOの種野晴夫氏
データ通信サービスの展開
データ通信サービスの展開

続いて、同社代表取締役社長兼COO(最高執行責任者)の種野晴夫(たねのはるお)氏が、今後の事業化の予定などについて説明を行なった。それによると2007年3月の時点で、東名阪エリアで3.5G(HSDPA)ベースの高速データ通信サービスを開始。データ速度は下りで最大3.6Mbpsになるという。音声サービスは2008年3月に全国で開始する。ただし当初は関東、中部、近畿、福岡、新潟の都府県と札幌周辺、仙台、広島を自前のネットワークで提供し、そのほかの地域については、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの3Gネットワークを利用することになる。その後は全国をカバーする自前のネットワーク構築を進め、順次切り替えていくとしている。

データ通信サービスの展開 音声サービスの展開
データ通信サービスの展開音声サービスの展開
端末スケジュール
端末のリリーススケジュール

端末については、2007年3月にHSDPA対応のデータ通信カードを発売し、2008年3月に音声端末を販売する。この時期には“戦略的データ端末”として、スマートフォンなどの販売も予定しているという。

固定通信はネガティブなスパイラルに陥る

固定回線のアクセス状況
固定回線のアクセス状況
ADSLとFTTHの事業展開の違い
ADSLとFTTHの事業展開の違い

その後、再び千本氏が登場し、“固定通信回線”についての考えを披露した。現在のブロードバンド回線のアクセス状態を見ると、ADSLは純減し、FTTHが大幅に伸びを示しているという。しかしこれについて同氏は、NTTがグループをあげて“FTTHのみ”に力を入れている結果だとし、ロングレンジで見ると「ネガティブなスパイラルに陥る」可能性があると指摘。ADSLは回線事業者各社の競争が、価格下落やエリア拡大につながっているのに対し、FTTHはNTTのみが莫大な販促費と設備投資を行なっており、競争の原理が働かずに市場の伸びの鈍化や赤字拡大につながると警告を発した。

その上で同氏は、そもそも家庭内にまでFTTH回線を引く必要性があるのかについても疑問を呈し、アクセス回線はADSLまたは無線などのワイヤレス通信でいいのではないか、という考えを示した。

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