日本電気(株)は16日、オランダのパッカードベル社(Packard Bell B.V.)を、韓国系企業の旧・米eMachines社の創業者であるJohn Hui氏に譲渡したと発表した。Hui氏の買収会社への譲渡となる。
パッカードベルは、同社の100%子会社で、ヨーロッパ/中東/アフリカ(EMEA)/南米地域の個人向けパソコン/デジタル機器や付帯するサービスを提供している。同社では、欧州での企業向けパソコン/サーバー事業を2005年にパッカードベルからフランスのNEC Computer SASとして分離独立させ、製品やサービスをNECブランドで提供していることから、今後のパッカードベルの一層の成長のためには、コンシューマー向け事業のノウハウを持つHui氏に事業譲渡を行なうことが最善の策と判断したとしている。