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【詳報】機種数も機能も他キャリアーを凌駕!?――FOMA903i発表会レポート

2006年10月12日 23時56分更新

文● 編集部 橋本 優

すでにお伝えしている通り、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは“903i”シリーズを含む、14機種の携帯電話機を発表した。ここでは発表会の模様をお伝えする。

機種数比較
秋冬商戦モデルの機種数について、auが12機種、SoftBank13機種なのに対し、ドコモは14機種で今後“703i”シリーズも控えている、ということを会場前面をドンと使ってアピール
夏野 剛氏
NTTドコモ執行役員でプロダクト&サービス本部 マルチメディアサービス部長の夏野 剛氏

秋冬商戦向けモデルとしては、KDDI(株)、ソフトバンクモバイル(株)から遅れをとった発表となったNTTドコモだが、同社執行役員でプロダクト&サービス本部 マルチメディアサービス部長の夏野 剛氏は、いつもにも増してにこやかに登壇した。同氏がこのような新機種発表会の場に登場するのは珍しいが、「(登壇した過去7回の新機種発表会の中でも今回は)一番自信がある」とし、その出来栄えに自信を見せた。ちなみに、今回の発表会は最初から最後まで夏野氏が一人で壇上を独占し、最後の記者からの質問の仕切りまでこなしていた。

FOMA契約者数の推移図
FOMA契約者数の推移図

同氏はまず、FOMAの現在の状況を説明。今年9月末で2909万契約となっており、もうまもなく3000万契約になることを明らかにした。またおサイフケータイでクレジット決済が行なえる“iD”の(店舗に置く側の)決済端末台数が、今年9月末の時点で約6万台にもなり、今後導入が決定している台数は約34万台になるという。さらに同社のクレジット信販サービスの“DCMX”は今月11日現在で約86万契約になっている。

好調なサービスとしてはメールの背景色や文字色を変えたり、アニメーション画像を添付できたりする“デコメール”を挙げ、今年8月の時点で約1億560万通の送信が行なわれたという。その約7割は10代の女性となっている。

新サービスで目指す3つのキーコンセプト

夏野氏は903iのコンセプトにおいて“Entertainment”“LifeKit”“Communication”という3つのキーワードを提示した。

音楽機能強化
音楽機能も強化されている『P903i』『D903i』『F903iX』

Entertainmentは先行発表した“メガゲーム”のほか、ナップスタージャパン(株)の音楽配信サービス“ナップスター(Napster)”にWMA(Windows Media Audio)再生が可能な機種(D903i、F903i、SH903i、D903iTV、F903iX)が対応する。これによりダウンロード購入した楽曲をケータイで楽しむ、とったことができるようになり、auの“LISMO”の強力なライバルになりそうだ。ナップスタージャパンの大株主であるタワーレコード(株)は、2005年11月にNTTドコモと資本提携を結んでおり、NTTドコモが筆頭株主になっていた。ちなみにタワーレコードの非常勤役員を勤めているのが夏野氏で、同氏によると現在ナップスターはフリートライアルキャンペーン中ながら、1週間で約20万ダウンロードを達成しているという。

そのほかワンセグ搭載機のラインナップ強化や903iXで実現している動画コンテンツ再生機能である“iモーション”の大容量化(最大10MB)などを挙げた。

LifeKitは生活に役立ちそうなツール類のことで、おサイフケータイやセキュリティー機能などがあたる。おサイフケータイも搭載されるFeliCa ICチップのバージョンが上がったことで機能強化が図られている。まずチップ容量が3倍にアップし、従来よりも多くのFeliCa利用アプリを収録できるようになった。また電子クーポンなどに利用される“トルカ”も機能強化が図られ、クーポンを発行する側が使用期間や回数を限定することが可能となる。さらにクーポンに対してID番号を割り振って、会員証や抽選券として発行できるようにもなる。

FeliCa ICチップのバージョンアップで、左のようにケータイをくっつけるだけでデータのやりとりが可能となる

さらに携帯電話機側のFeliCa ICチップに、従来はリーダー機能しか搭載されていなかったが、903iからはライター機能も装備。別のFeliCa ICチップにデータを書き込むことが可能で、これを利用しておサイフケータイ同士をくっつけてメールアドレスなどのデータ交換が行なえる。

セキュリティーサービス
903iで利用可能なセキュリティーサービス

また903iシリーズ全機種(“903iTV”と“903iX”シリーズは除く)にはGPSが搭載されており、“ゼンリン地図+ナビ”“NAVITIME”といったナビゲーションサービスを利用できる。さらにセキュリティーサービスとして、GPS機能を利用してパソコンから紛失した携帯電話機のおおよその位置を確認できる新サービス“ケータイお探しサービス”の利用も可能となる。

デコメール
“デコメ絵文字”など、好評のデコメールも機能アップ

最後のCommunicationは文字通りコミュニケーションツールのことで、前述の“デコメール”も機能強化が図られている。“デコメ絵文字と呼ばれる新しい絵文字が追加された。また903iからは最大2MBのメールの送受信が可能となり、添付ファイルも最大10ファイルまで対応可能となった。そのほか、各種メニューや着信音などを一括してカスタマイズ可能な“きせかえツール”や、国際ローミングサービス(“903iTV”と“903iX”シリーズを除く903iシリーズすべてが対応)などとなっている。

やはりドコモは強いのか!?

携帯電話機能比較グラフ
au、ソフトバンクモバイルの携帯電話機とNTTドコモの携帯電話機の全体的な機能比較グラフ。青がドコモ、赤がau、灰色がソフトバンク

最後に夏野氏は、「おまけ」としながら、競合携帯電話キャリアー(au、ソフトバンクモバイル)の携帯電話機とNTTドコモの携帯電話機の全体的な搭載機能比較グラフを提示。ワンセグや大容量アプリ、おサイフケータイなど、他キャリアーよりも搭載する機種数が多いことをアピール。さらに秋冬商戦向け携帯電話機の機種数においてもNTTドコモが一番多いことをアピールした。その上でFOMA“703i”を近々にリリースすることをほのめかして「トータルで20機種以上」になることを公言した。

隠し玉
最後の最後に取り出した謎の携帯電話機。そのポイントは薄さ
薄さをアピール
薄さ12mmの携帯電話は「国内では初ではないか」と夏野氏

その“先出し”として、2機種の薄型折りたたみ式ケータイを取り出した。メーカー名などは公表しなかったが、1機種は12mm以下の薄さを実現しているという。ちなみにソフトバンクモバイルの最薄ケータイ『706SC』の薄さは12.3mmで、孫社長がこだわっていた部分の1つだった。

今回のドコモの発表会ですべての秋冬商戦のモデルが出揃ったことになる。印象としては、やはりメガゲームやGPS機能、ナップスターと連携した音楽機能など非常に強力なラインナップとなっている。10月24日に開始される“番号ポータビリティー”に向け、ドコモの多くのユーザーがauに流れるのではないか、という憶測も一部に噂されているが、端末だけ見渡す限りはドコモ、またはソフトバンクモバイルが優勢に思える。ただし今回、ドコモは料金体系については一切触れずに終わった。P903iXなど、HSDPAによる高速通信とフルブラウザーの搭載により、インターネット上の動画コンテンツまでもケータイで見られる環境は整ったが、その通信料を考えるとちょっと怖い気もする、と感じた。

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