ドイツのケルンで、10月1日まで開催されていた“Photokina 2006(フォトキナ)”では、米アップルコンピュータ社が発表した画像処理ソフト『Aperture 1.5』の日本語版のデモを見ることができた。
ディスプレイに表示されている9つの画像のうち、指定したものを、右側のセカンドディスプレーに表示できる |
ルーペを使用しているところ。最大1600%の拡大が可能だ |
“スタック”という機能を使用すると、撮影時間が近い画像をひとまとめにして表示できる |
Mac OS X用のプレゼンテーションソフト『Keynote 3』で、スライドショーを作成しているところ。KeynoteからApertureの画像を参照して、スライド内に貼り付けられる。完成したスライド・ショーをiPodに転送することも可能だ |
Apeture 1.5は、デジカメで撮影したRAW画像のデータに変更を加えることなく、画像処理が行える点が特徴である。現在対応しているRAWフォーマットは50を超えており、ソニー(株)の『α100』をはじめ、日本の主要メーカーのものも含まれている。
ただし、DNG以前のRAW画像には対応していない。RAW画像のほかに読み込んで加工できるファイル形式には、JPEG、TIFF、PSDなどがある。ただし、PSDの場合、それぞれのレイヤーを加工することはできず、各レイヤーを統合した1つの画像として読み込んだうえで、加工作業を行なうことになるという。