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CAMEDIA FE-200

CAMEDIA FE-200

2006年09月21日 00時00分更新

文● 行正 和義

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CAMEDIA FE-200

オリンパスイメージング

オープンプライス(実売価格:3万円前後)

「CAMEDIA FE200」
オリンパスの「CAMEDIA FE200」。

 オリンパスイメージングの“CAMEDIA FE”シリーズは同社デジタルカメラの入門・普及クラスにあたる製品だ。FEシリーズとしては最上位モデルとなる「FE-200」は、2005年10月に発売された前モデル「FE-110」(光学2.8倍ズーム500万画素)からさまざまな機能強化が図られており、特に広角28mmからの光学5倍ズームという強力なレンズを搭載するのが特徴だ(関連記事)。

前面
ボディーサイズに比べて大径のレンズ鏡胴部。レンズには電動カバーが備わっている。前面右側にある帯状のモールドには段差が設けられ、わずかながら指掛かりとなる。

 横長のボディーに沈胴式ズームレンズを搭載するなど基本レイアウトはデジタルカメラとしてオーソドックスなものを採用。厚み27mmは“スリム機”と呼ぶにはやや分厚いものの、光学5倍ズームにもかかわらず沈胴時にはフラットになる前面により携帯性は高い。また、入門機といえば安っぽい樹脂ボディーが多いなかで全面金属ボディーを採用しており、高級感とともに持ったときには剛性感があり心地いい。



側面
右側面にはUSB(AV出力兼用)とDC入力端子を持つ。右のレンズは電源を入れた状態で、広角側となっている。

 入門者向けということもあって操作はシンプルなもので、撮影機能はフルオートとシーンプログラムなどが中心となっている。同社の“μ(ミュー)”シリーズにも搭載されている“撮影ガイド”機能も採用され、モードダイヤルを“GUIDE”に合わせると表示されるリストから撮影目的(に近いもの)を選べば、選択肢に応じたモード(マクロや高感度、高速シャッターなど)が選択できる。なお、ISO感度はオート(64~400)のみでユーザーによる設定はできない。

本体上面
シャッターボタン周囲のズームレバーなどもシンプルながら使いやすい構造。レンズは望遠側にした状態で、広角側に比べて2段目と3段目が伸張することで全長はボディーを含めて6.5cm程度となる。

 上面にある電源ボタンとは別に背面には撮影/再生それぞれの電源(およびモード切り替え)ボタンが用意され、モード切り替えや各モードでの起動がすばやく行なえるようになっている。

背面
それぞれのモードで起動し、電源ON中ならばモード切り替えとなる撮影/再生ボタンが用意されている。モードダイヤルとカーソルキー中心の操作性はシンプルで迷いにくい。

 電源は充電式リチウムイオン充電池を採用し、フル充電から約290枚撮影可能となっている。入門機の多くが単3電池を採用し、出先での電池切れ対応や予備電池の追加が容易なのを利点に挙げているが、頻繁に撮影するユーザーの場合、コストパフォーマンスを考えると単3型ニッケル水素充電池などを購入したほうがいいわけで、それならば最初から電力容量の大きな専用リチウムイオン充電池を採用するのも、初心者にとっては親切な仕様と言える。



電池室
リチウムイオン充電池とxDピクチャーカードは底面から装着。付属充電器のほか、充電器用ACケーブル、USBケーブルなどが付属する。

 ユーザーのカメラの使い方によるのでどちらがより適当かは一概に決められないが、ともあれ丸1日屋外で使っていてもまず電池切れすることはない本機の電池寿命には安心できるものがある。

メニュー画面
左上は撮影時にメニューボタンを押したところ。十字カーソルで各種設定にアクセスしやすい。左上はモードダイヤルをシーンポジションにしたところダイヤルのポジションで用意されていないシーンはここで設定する。左下はオートモードにしたところ。起動時に大きく表示されるためモードを間違うことはない。右下はGUIDE機能で、細かな設定を撮影目的別に選択できる。

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