このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

COOLPIX L5

COOLPIX L5

2006年09月20日 00時40分更新

文● 行正 和義

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

COOLPIX L5

ニコン

オープンプライス

ニコンの“COOLPIX L”シリーズは同社のデジタルカメララインナップの中では入門機にあたるが、本機「COOLPIX L5」は光学式手ぶれ補正付きの光学5倍ズームレンズを搭載するなど、手軽に使えるモデルとなっている(関連記事)。

「COOLPIX L5」
ニコンの「COOLPIX L5」。
前面 側面
やや左にオフセットされているとはいえ、レンズはが中央に近いためバランスは悪くない。左側面のゴム蓋にUSB/AV出力兼用端子が備わる。右側面の下部は電池室へのアクセスとなっており、単3電池×2本分の形状をしたコネクタが付いたACアダプター(別売オプション)が利用できる。右の写真は電源を入れた広角側のレンズ突き出し量を示すもの。

 撮像素子は1/2.5インチ有効720万画素とコンパクト機では一般的なサイズを採用する。小さなボディーにはやや似合わない太いレンズ鏡胴部を備えるのは、光学式手ぶれ補正機構と5倍ズームを収める以上やむをえないところだが、むしろこの太さによって鏡胴部周辺のリングに左手を沿えやすくなっている。電源を入れるとレンズはリング部の2倍程度まで伸張するが、望遠側にズームするとさらに大きく伸び、最大では本体を含めて8cm近くまで伸張する。

本体上面
望遠側にするとレンズは大きく伸張する。上面左端にあるのがVR(光学式手ぶれ補正)ボタン。

 本体上面には電源スイッチと“VR”(光学式手ぶれ補正)ボタン、“フェイスクリアー”(顔認識AF採用の顔明るさ調整/赤目軽減)ボタンが並ぶ。背面はカーソルキー中心の操作部と撮影/シーンモード/動画を切り替えるスライドスイッチ、ズームレバーという“COOLPIX L”シリーズ共通の操作部となっている。

背面 フェイスクリアー機能を示すアイコン
シンプルな操作性となっている背面。画面は標準的な撮影(オート)のステータス表示。フェイスクリアー機能をONにすると顔アイコンが点滅して、人物の顔に合わせてAFが効くようになる。AFだけでなく露出も顔がきれいに写るように調整され、フラッシュ発光時は赤目軽減となる。ただし、いまいち動作が遅く、顔面を認識するまで2~4秒程度かかるためスナップというより記念写真的な使い方が向くだろう。

 本体右側は電池室(単3電池×2本)となっているため若干膨らんでおり、グリップのようになっているのは従来機「COOLPIX L2」「COOLPIX L3」と同様だ。ただし、グリップの膨らみとレンズ鏡胴部周囲のリングとの間の窪みがほとんどなく、本体表面が滑りやすい材質になっていることもあってホールド性はあまりよくない。本体前面にはレンズ鏡胴部が出っ張っているなど、スリムさを強調しなくてもいいデザインなのだから、もっと指掛かりのいいグリップを採用しても良かっただろう。

電池室
グリップ部の下から単3電池×2本とSDカードを装着する。Lシリーズはレンズがボディー下側に近い位置に配置されているが、本機では太い鏡胴部が底面に合わせて削られている。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン