先週の記事で上位を占めたのは、やはり“Core 2 Duo”関連の記事。モバイル向けのCore 2 Duoであるコードネーム“Merom”ことTシリーズが登場し、注目を浴びた。
発売されたのは「Core 2 Duo T7600」(2.33GHz/L2 4MB)、「Core 2 Duo T7400」(2.16GHz/L2 4MB)、「Core 2 Duo T7200」(2.00GHz/L2 4MB)、「Core 2 Duo T5600」(1.83GHz/L2 2MB)の4モデル。デュアルコア採用で共有型の内蔵2次キャッシュメモリ、64bit拡張機能や仮想マシン機能対応(モデルT5500を除く)を備えるなど基本的な仕様はデスクトップ版「Core 2 Duo」と同じ。ただしFSBは1066MHzから667MHzへ、TDPは65W/75Wから34Wへとそれぞれ引き下げられているのが特徴。流通量が少なく、即完売というショップも多かった。
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Merom”ことモバイル版「Core 2 Duo」。モデルナンバーは 「T7600/T7400/T7200/T5600」の4製品。残る「T5500」はまだ発売されていない |
そのほかではケースも注目だ。オウルテックからは、フェラーリやマセラティ、アルファロメオなどの自動車デザインを手がけるイタリアのデザイン会社として知られているピニンファリーナがデザインしたというPCケース「SP-PALU」が発売された。
流線的なフロントパネルが目を引く本体は、サイズ207(W)×553(D)×465(H)mm。サイドから見るとよく分かるが、筐体は剛性の高いスチール製で全体を包むように肉厚のアルミパネルが取り付けられている。ドライブベイは扉を開けることでアクセスする仕組みで、同じく上部に設けられたフロントアクセスポートは上にずらすことで開くカバーによって通常は隠されている。またサイドパネルは両開きのいわゆるバタフライ構造を採用しており、デザインだけではなく、使い勝手のよさも目をひくところ。PCケースもデザイナーズブランドの時代に突入か!?
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フェラーリやマセラティ、アルファロメオなどの自動車デザインを手がけるイタリアのデザイン会社として知られるピニンファリーナがデザイン。サイドパネルは両開きのいわゆるバタフライ構造。ワンタッチで開閉が可能でメンテナンス性も高い |