エプソンダイレクト、Open GL対応GPUも選択可能なCore 2 Duo搭載ハイエンドノート『Endeavor NJ5000Pro』を発売
2006年08月29日 11時39分更新
Core 2 Duo搭載のハイエンドノート『Endeavor NJ5000Pro』。液晶ディスプレーは15.4インチワイド型 |
エプソンダイレクト(株)は29日、インテル(株)製のノート向け最新デュアルコアCPU“Core 2 Duo”を搭載するハイエンドノートパソコン『Endeavor NJ5000Pro』(以下NJ5000)を発表した。グラフィックスチップ(GPU)にOpen GL対応のGPUを選択可能など、グラフィックワークステーション的な構成も可能な点が特徴である。同社直販サイトにて、BTO方式で販売される。
NJ5000は従来“NT9x00Pro”シリーズと呼ばれていたハイエンドノートの系譜を継承する製品で、いわゆる“デスクトップ代替ノート”や“デスクノート”と呼ばれる大型のノートパソコンである。CPUにはリリースされたばかりのCore 2 Duoシリーズを搭載でき、最高ではCore 2 Duo T7600-2.33GHzを選択可能となっている。チップセットはIntel 945PM Express+ICH7Mを採用。メモリーはDDR-667メモリーを最大2GBまで搭載可能となっている。
ノートパソコンとしては珍しく、NJ5000はGPUも選択可能となっている。GPUは液晶ディスプレー(15.4インチワイド型)との組み合わせで選択肢が決まる。WUXGA(1920×1200ドット)の液晶ディスプレー時はMobility Radeon X1600-512MBかFire GL V5200-512MBを選択可能で、WSXGA+(1680×1050ドット)時は Mobility Radeon X1600-256MBとなっている。Fire GL V5200はOpen GLアクセラレーション向けのGPUで、ノートパソコンでこれを搭載できるものは非常に珍しい。CADソフトの“AutoCAD 2007”や3D CG制作ソフト“3ds Max 8”などCG・CAD系ソフトの動作確認とドライバーチューニングなども行なわれており、NJ5000はグラフィックワークステーション的な使用にも適すると言えよう。
内蔵HDDには5400rpmのSATA 40~160GB HDDか、7200rpmの100GB HDDを選択可能。インターフェース類は、USB 2.0が4ポートのほか、IEEE 1394×1、DVI-D出力、アナログRGB出力、Sビデオ出力などを備える。カードスロットとしてはPCカード(TypeII)×1のほか、SDメモリーカード、MMC、メモリースティックに対応する“3 in 1スロット”を備える。標準搭載の通信機能としては10/100/1000BASE-TとBluetooth 2.0+EDRを備え、IEEE 802.11a/b/g 無線LAN機能もオプションで用意される。またTCG v1.2対応のセキュリティーチップも標準搭載される。
CPU | Core 2 Duo T7600-2.33GHz(4MBキャッシュ)、T7400-2.16GHz、T7200-2.0GHz、T5500-1.66GHz(2MBキャッシュ) |
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チップセット | Intel 945PM Express |
メモリー | PC2-5300 512MB~3GB |
グラフィックス | ATI Mobility Radeon X1600-512MB、X1600-256MB、ATI Fire GL V5200-512MB |
HDD | SATA 40GB~160GB(5400rpm)、100GB(7200rpm) |
光ドライブ | DVD/CD-RWコンボドライブ、DVDスーパーマルチドライブ |
拡張スロット | PCカード TypeII×1、3in1スロット(SDメモリー/MMC/メモリースティック)×1 |
ドライブベイ | 5.25インチ型×3、3.5インチ型×1、3.5インチHDD専用(25.4mm厚)×4 |
ネットワーク | 10/100/1000BASE-T対応LAN、Bluetooth 2.0+EDR、オプションでIEEE 802.11a/b/g対応 無線LAN |
インターフェース | USB 2.0×4、DVI-D出力、アナログRGB出力、Sビデオ出力など |
本体サイズ | 幅365×奥行き270×高さ45.5mm |
重量 | 約2.93kg |
OS | Windows XP Home Edition SP2、XP Professional SP2 |
最小構成時の価格は16万9050円から。