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インテル、“エンタープライズ・テクノロジー・ショーケース”を開設――クアッドコアCPUのロードマップも説明

2006年08月21日 17時53分更新

文● 編集部 小西利明

ショーケースの開設を記念してテープカットを行なうインテル(株)代表取締役共同社長の吉田和正氏(左)と、米インテル上席副社長兼デジタル・エンタープライズ事業本部長のパトリック・ゲルシンガー氏
ショーケースの開設を記念してテープカットを行なうインテル(株)代表取締役共同社長の吉田和正氏(左)と、米インテル上席副社長兼デジタル・エンタープライズ事業本部長のパトリック・ゲルシンガー氏
エンタープライズ・テクノロジー・ショーケースが開設された帝国ホテルタワー
エンタープライズ・テクノロジー・ショーケースが開設された帝国ホテルタワー

インテル(株)は21日、企業向けクライアントパソコン用プラットフォーム技術である“インテル vProテクノロジー”やハードウェア仮想化技術“インテル バーチャライゼーション・テクノロジー”(VT)などの解説や応用提案を紹介する“インテル エンタープライズ・テクノロジー・ショーケース”を、東京都千代田区の帝国ホテルタワー15階に開設したと発表した。また同日に開かれた報道関係者向けの説明会では、米インテル社 上席副社長兼デジタル・エンタープライズ事業本部長のパトリック・ゲルシンガー(Patrick P.Gelsinger)氏が講演を行ない、同社の最新CPUに関する動向と今年第4四半期に投入を予定しているクアッドコアCPUについての説明が行なわれた。



ショーケースの内部。オフィスビルの一角にあるので、それほど広くはない 最新のデュアルコアItanium2やXeonを使ったサーバーシステムも展示され、仮想化技術のデモを行なっていた
ショーケースの内部。オフィスビルの一角にあるので、それほど広くはない最新のデュアルコアItanium2やXeonを使ったサーバーシステムも展示され、仮想化技術のデモを行なっていた

同ショーケースはビジネス向けクライアントやサーバー向けプラットフォームの技術デモを披露するための場で、来場には事前予約が必要となっている。主な展示内容は以下のとおり。

     
  • Pentium D搭載システムと最新のCore 2 Duoプロセッサー搭載システムの性能・消費電力比較
  •  
  • vProの概略や対応システムが実現する遠隔管理技術“インテル アクティブ・マネージメント・テクノロジー”(iAMT)”の紹介とデモ
  •  
  • VTの解説とサーバーシステムを利用したデモ

展示物のほとんどは一般的なミニタワー、あるいはブックシェルフ型のパソコンであるが、中には以下の写真のような奇抜な形態のコンセプトモデルも展示されていた。もっとも、ショーケースの展示の主体はあくまで同社のプラットフォーム技術が実現できる機能である。

フロアの一角に展示されていた“へ”の字型のコンセプト ボディーの上には指紋認証ユニットが内蔵されているなど、外観は奇抜でも中身はちゃんとしたビジネスパソコンのようだ
フロアの一角に展示されていた“へ”の字型のコンセプト ボディーの上には指紋認証ユニットが内蔵されているなど、外観は奇抜でも中身はちゃんとしたビジネスパソコンのようだ

クアッドコアCPUは年内投入 最後のNetBurst系Xeonも

記者説明会ではゲルシンガー氏により、同社の2006年後半のエンタープライズ戦略が説明された。まず今年の概況についてゲルシンガー氏は、65nmの製造プロセス技術、Coreマイクロアーキテクチャー、vProやViivテクノロジーなど新しいプラットフォームなど、新たな3つの要素が世に出るなど“インテルにとって素晴らしい年になる”と述べた。特に65nmプロセス技術については、2006年中に半数の半導体が65nmプロセスで製造される予定であり、130nmや90nm世代と比べても迅速な移行を実現できたことに自信を示した。

半導体製造プロセスごとの生産数量を示したグラフ。2006年中に65nmが最も多くなる。また2世代前の130nmプロセスも、チップセット製造などで数量を伸ばしていく
半導体製造プロセスごとの生産数量を示したグラフ。2006年中に65nmが最も多くなる。また2世代前の130nmプロセスも、チップセット製造などで数量を伸ばしていく

またItanium2ベースのシステムについても、以前から好調な日本だけでなく、ワールドワイドでも米サン・マイクロシステムズ社や米IBM社などの競合システムと比較して売上が年率25%で成長しているとした。先月発表された最新のデュアルコアItanium2についても言及し、17億2000万個ものトランジスターを搭載するこのCPUを、「私がアーキテクチャーを担当したi486は当時100万トランジスターで、誇りに思っていた。今ではその1000倍だ」と述べて笑いを誘い、Itanium2が膨大なトランジスター資源の上に成り立っていることを表現した。

ItaniumシステムのSPARC、Powerシステムに対するシステム売上金額を示すグラフ
ItaniumシステムのSPARC、Powerシステムに対するシステム売上金額を示すグラフ

2006年の今後のサーバーおよびワークステーション向けCPUのロードマップについても、簡単に言及された。まず第3四半期中にXeonプロセッサーの7100番台が投入される。これはコード名“Tulsa”(タルサ)で呼ばれていたデュアルコアCPUで、NetBurstアーキテクチャーをベースとしたCPUとしては、おそらく最後の製品になるもの。3次キャッシュメモリーを16MBも搭載し、トランジスター数は12億個。クロック周波数は最高で4GHzに達するという。またユニプロセッサーワークステーション向けにCore 2 Duoを投入する。

2006年のサーバーおよびワークステーション向けCPUのロードマップ。Core 2 Duoが登場して間もないが、ハイエンドCPUでは年内にクアッドコアCPUが登場する
2006年のサーバーおよびワークステーション向けCPUのロードマップ。Core 2 Duoが登場して間もないが、ハイエンドCPUでは年内にクアッドコアCPUが登場する

そして第4四半期には、サーバーシステム向けに“Clovertown”(クローバータウン)、クライアント向けに“Kentsfield”(ケンツフィールド)と呼ばれるクアッドコアCPUがいよいよ登場する。いずれもCoreマイクロアーキテクチャーをベースにしたクアッドコアCPUで、ハイエンドシステム向けとして提供される。ゲルシンガー氏はクアッドコアCPUの意義について、2001年のハイパースレッディングテクノロジーの発表以来、インテルがソフトウェア業界と強力してソフトウェアのマルチスレッド化に尽力してきたことを述べて、マルチスレッド環境が定着してきたとの見方を示した。そのうえでハイエンド向けのクアッドコアCPUは、シミュレーションや金融分析、グラフィックス分野に適するとした。一方で今後はハイエンドのビジネス環境以外にも、マルチコアをもたらしていくと述べた。

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