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怪しさ大爆発!でも意外と認識する? “フタ”ことPCI Express x1-PCI変換カードの動作検証デモを実施!

2006年08月12日 00時00分更新

文● 北村

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 DIGITAL COWBOY製のPCI Express x1スロットをPCIスロットに変換するアダプタ「DCT-FUTA1」の動作検証を行なう“フタを埋めたいボード検証大会”がTSUKUMO eX.で開催された。

「DCT-FUTA1」 大会のポップ
DIGITAL COWBOY製のPCI Express x1スロットをPCIスロットに変換するアダプタ「DCT-FUTA1」(写真中央下の緑色のカード)「DCT-FUTA1」の動作検証を行なう“フタを埋めたいボード検証大会”がTSUKUMO eX.で開催された

 同製品は、PCI Express x1スロットに挿した本体上部のPCIスロットにPCI対応カードを挿して使うというもの。ある意味画期的な製品といえるが「環境や組み合わせによる動作保証は一切出来ません」という、怪しさ満点の玄人向けアイテムだ。その性質上、使用したいPCIカードが動作するかどうかわからず、同製品を買うのを躊躇している人も多いだろう。そこで、ユーザーにPCIカードを持参してもらい、デモ機で動作検証を行なうというイベントが、同製品を販売するハンファ・ジャパン主催で行なわれた。
 編集部が取材した時は、1枚のPCIカードにUltra 2 SCSI、USB2.0、サウンドの機能を集約した玄人志向製の「CHANPON3-PCI」や、バッファロー製のTVキャプチャカード「PC-MV51XR/PCI」などの動作確認がとれていた。編集部からもアイ・オー・データ機器製のUltra2 Wide SCSIカード「SC-UWPCI」などを持参し、動作検証を行なってみたが、残念ながら「SC-UWPCI」は動作しなかった。なお、同カードはPCIスロットに直差ししても動作しなかったため、これは「DCT-FUTA1」との相性問題とはいえないだろう。また、IEEE 1394カードに外付けHDDを接続して読み書きを行なうと、書き込みがやや遅いという症状が出る場合があることも判明した。
 動作保証のない製品を買うのは勇気がいるため、このような動作確認イベントは非常にありがたい。19日には大阪のPCワンズでも同様のイベントが開催される予定なので、どうしても動作検証をしてみたいという人は同店を訪れるといいだろう。ただし、大阪までの往復代を考えると製品を買ってしまったほうが明らかに安いので、勢いだけで行動しがちな人は注意。

デモ機 DIGITAL COWBOYのキーマン
検証用デモ機のスペックは、CPUが「Core2Duo E6400」、マザーボードがインテル製「DP965LT」、メモリがDDR2-800 1GB、HDDがWestern Digital 製「WD1600JS」(160GB)、OSが「Windows XP Professional SP2」という構成ハンファ・ジャパンの“DIGITAL COWBOY”ブランドを支えるキーマン2人がイベントを実施。実はこの2人、元アイ・オー・データ機器の九鬼氏(写真左)と、元玄人志向の二松氏(写真右)なのだ
「iPod shuffle」を認識 本日動作確認した機材
USBインターフェイスカードに接続した「iPod shuffle」をしっかりと認識している本日動作確認した機材が次々とテキストに書き込まれていく。なお、この検証は製品の保証範囲を拡大するものではないため、今回動作確認がとれた組み合わせでも保証は一切ないので購入時は注意してほしい
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