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クインランド・カーズ、車をより高く買い取る店舗を検索できる“バイヤー検索”を開始

2006年08月11日 18時00分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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(株)クインランド・グループの自動車事業部門であるクインランド・カーズ(株)は11日、同社の中古車検索サイト“カーフィー(Carfy)”にて、車を売りたいユーザーと、車を買いたい中古車販売店を結びつける中古車買取検索サービス“バイヤー検索”を同日付けで公開した。

Carfy
カーフィーのトップページ

バイヤー検索では、カーフィーの中古車情報収集ロボットが収集したデータを利用し、売りたい車種を多く取りそろえる“専門店”をピックアップする。ユーザーは複数の販売店に一括して自分の車の情報を送信でき、ユーザーと中古車販売店が直接やり取りできるようにする。直接やり取りをすることで、販売店側は自社で買い取りから販売まで行なえるため中間コストを削減でき、ユーザーにとって、そのぶん販売店により高値で買い取ってもらえるメリットがある。

ビジネスモデル
バイヤー検索による流れ。ユーザーがバイヤー検索に自車の情報を入力し、カーフィーを通して販売店にその情報が提供される。販売店はその情報を元にユーザーと直接やり取りができる

発表会には、代表取締役会長の吉村一哉氏が出席し、現在の中古車市場の動向やサービスに関する説明などを行なった。

吉村氏
代表取締役会長の吉村一哉氏

吉村氏は、現在の中古車市場において「中古車の市場規模が縮小傾向にあるのに対して、大手買取専門店での買取台数が、2002年から2004年にかけて25%も増加している」と説明。さらに買取専門店と販売店との買取の違いについて「買取専門店は、流通経路がオークションであるため、どうしても買取価格が安くなってしまう。店舗を持ち、買取から販売までを自社で行なえる中古車販売店のほうが高値で買い取ってもらえる可能性が高いが、中古車販売店は概して小規模店舗が多いため、認知度やウェブ対応の遅れなどにより、買取専門店に比べて利用頻度が低い」と説明した。また「このバイヤー検索により買取専門店と中古車販売店のハンデをなくし、将来的に月25万台程度の流通を目指している」とまとめた。

買い取り
買取専門店と中古車販売店での買い取りの違い

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