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360度撮影できるビデオカメラも?――マイクロソフト、Live Communications Server 2005の説明会を開催

2006年08月08日 23時03分更新

文● 編集部 小西利明

2007年にマイクロソフトが発売を予定している、多人数ビデオ会議用ビデオデバイス『Microsoft Office RoundTable』。5つのカメラを使って、周囲をパノラマ写真状に撮影できる
2007年にマイクロソフトが発売を予定している、多人数ビデオ会議用ビデオデバイス『Microsoft Office RoundTable』。5つのカメラを使って、周囲をパノラマ写真状に撮影できる

マイクロソフト(株)は8日、東京都内の本社にて報道関係者向けの説明会を開催し、インスタントメッセンジャー(IM)やIP電話サービスを統合したサーバーソフト『Microsoft Office Live Communications Server 2005』(以下LCS 2005)を中核とした“ユニファイドコミュニケーション”関連製品の紹介と、2007年出荷予定の次世代メッセージング製品についての説明を行なった。

同社ではLCS 2005を中核とするメッセージング関連製品をOffice製品の一員に位置づけている。企業向けのIMやIP電話、遠隔会議ソリューションといったコミュニケーション用の製品・サービスをまとめてユニファイドコミュニケーションと呼称し、Officeの他の製品や技術(特にOutlookやExchange Server、Active Directory)と組み合わせてビジネスに活用することで、企業の内外に渡るコミュニケーションを促進して、生産性を向上するとしている。

同社ではここ最近、2006年内に出荷予定の次期Office製品“the 2007 Microsoft Office system”(Office 2007)に含まれる製品についての説明を行なっているが、今回の主題となったのは、すでに出荷されているLCS 2005と関連製品である。これはLCS 2005の次世代製品である『Microsoft Office Communications Server 2007』のリリース時期が2007年後半とやや遅いという理由もあるだろうが、それ以上にLCS 2005と関連製品が日本ではあまり浸透していないという事情もあるようだ。

デモンストレーションでは、LCS 2005のクライアントとなる企業向けIM『Microsoft Office Communicator 2005』やホスティングサービス“Microsoft Office Live Meeting”、『Outlook 2007』との連携などが披露されたが、それらに共通したポイントが“プレゼンス”と称する要素である。これは“オンライン”や“退席中”“取り込み中”といった、IMで言うところの“状態”設定を、IM以外のソフトでも活用することで状況に応じたコミュニケーションを取りやすくしようと言うものだ。

LCS 2005などによるコミュニケーション製品では、“プレゼンス”と称する状態設定の活用をポイントとしている 企業向けIMの『Microsoft Office Communicator 2005』。LCS 2005のクライアントであり、インスタントメッセージングだけでなく、音声/ビデオでのチャットやファイル送受信の機能を持つ
LCS 2005などによるコミュニケーション製品では、“プレゼンス”と称する状態設定の活用をポイントとしている企業向けIMの『Microsoft Office Communicator 2005』。LCS 2005のクライアントであり、インスタントメッセージングだけでなく、音声/ビデオでのチャットやファイル送受信の機能を持つ

Officeの他の製品とLCS 2005の連携には、さまざまな手法がある。たとえばSharePoint Serverで管理されたスケジュールをLCS 2005が確認して、たとえばあるユーザーが“外出”のスケジュールを設定している時間帯は、プレゼンスを“退席中”に自動で変更できる。またActive Directory環境化では、Outlook 2007上でプレゼンスを利用できる。メールの送信者やCC先のプレゼンスをOutlook 2007上で確認して、そこからインスタントメッセージを送ったり、IP電話システムと統合された環境があれば、Outlook 2007からIP電話をかけることもできる。

Outlook 2007と連携すると、メールの送信者にOutlook上からメッセージを送ったり、IP電話をかけたりもできる Outlook 2007から呼び出した相手とビデオチャットをしている様子
Outlook 2007と連携すると、メールの送信者にOutlook上からメッセージを送ったり、IP電話をかけたりもできるOutlook 2007から呼び出した相手とビデオチャットをしている様子

さらにIP電話システムと融合した環境であれば、プレゼンスにポリシー設定を組み合わせて、退席中にかかってきた電話を自動で携帯電話に転送するといったこともできる。またクライアントソフトもCommunicator 2005だけでなく、Windows Mobile搭載端末用の『Microsoft Office Communicator Mobile』や、ウェブブラウザー上でIMの機能を提供する“Microsoft Office Communicator Web Access”なども利用できる。デモではCommunicator Mobileを『W-ZERO3[es]』上で使う様子も披露された。

W-ZERO3[es]上でOffice Communicator Mobileを使用するデモ
W-ZERO3[es]上でOffice Communicator Mobileを使用するデモ

LCS 2005やCommunications Server 2007とIP電話システムを統合するには、サードベンダー製のSIPサーバー(IP-PBX)と、SIPサーバーとLCS 2005のゲートウェイとなる“CSTA(Computer Supported Telephony Application) Gateway”が必要となる。LCS 2005と接続するためのAPIなどは公開される。

LCS 2005とIP電話システムの統合のイメージ図
LCS 2005とIP電話システムの統合のイメージ図

360度パノラマ映像を送るカメラ“RoundTable”

次世代のユニファイドコミュニケーション製品の簡単な説明とデモも行なわれた。製品としてはサーバーであるCommunications Server 2007(Liveの字は外れた)、クライアントの“Office Communicator 2007”、ウェブサービスの“Office Live Meeting 2007”に加えて、同社としては初のビデオ会議用カメラシステムとなる『Microsoft Office RoundTable』も発売が予定されている。いずれもリリース予定時期は2007年後半とされている。

RoundTableはその名のとおり、カメラの周囲に座った会議参加者全員の様子を撮影できるように、円形の台座から上に伸びたアームの先に5台の小型カメラを搭載し、周囲の様子を円錐状のミラーを使って同時に撮影して、360度の全周のパノラマ映像として表示する機能を備えている。台座部にはマイクが6台とスピーカーが搭載されている。クライアントソフトの“Microsoft Office Meeting Console”では、帯状に表示されたパノラマ映像と、話者を映す映像、アプリケーションデータを共有してディスカッションに活用するエリアなどが備わっていて、多人数同士でのビデオ会議が可能となっている。

RoundTable対応の“Microsoft Office Meeting Console”の画面。下の帯状の部分がパノラマ映像で、左の子画面は話者にフォーカスしたカメラの映像 Office Meeting Consoleでは右上のエリアでPDFなどを共有して表示しながら、ホワイトボード的に書き込みを行なったりできるようだ
RoundTable対応の“Microsoft Office Meeting Console”の画面。下の帯状の部分がパノラマ映像で、左の子画面は話者にフォーカスしたカメラの映像Office Meeting Consoleでは右上のエリアでPDFなどを共有して表示しながら、ホワイトボード的に書き込みを行なったりできるようだ

そのほかにも画像だけではあったが、IP電話関連機器として、Communicator Mobile内蔵の小型液晶ディスプレー搭載IP電話機や、ワイヤレスヘッドセット、USBフォンなどが開発されているという。これらの機器はパートナー企業から販売されるようだ。

ユニファイドコミュニケーションに対応したIP電話関連機器の例。小型液晶ディスプレー搭載IP電話機は、パソコン用ソフトIP電話を使えない環境向けとのこと。こうした製品はパートナー企業から発売されるようだ
ユニファイドコミュニケーションに対応したIP電話関連機器の例。小型液晶ディスプレー搭載IP電話機は、パソコン用ソフトIP電話を使えない環境向けとのこと。こうした製品はパートナー企業から発売されるようだ

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